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カルピスとトルコ

昨日ツイッターで、懐かしいネタを見た。
「カルピスはcow piss(牛のおしっこ)と同じ音になる」というもの。

私はこの話し、40年近く前に新聞の投書欄で読んだ記憶がある。当時、実家では毎日新聞を購読していた。その投書欄に、アメリカに駐在している方からの投書が載った。

「子供の友達を家に招いてカルピスを出したら、アメリカ人の子供たちは誰も飲まなかった。差別だと思う(大意)」

当時は、日本人が海外に出ることがまだ珍しい時期だったので、子供心に私は「へ~~、日本人がアメリカでカルピス飲んでいるんだ~」という驚きがあった。次いで、「あんな美味しいものをなんでアメリカの子供は飲まないんだろう?」という疑問。差別かどうかを考えるほど大人ではなかった。

さて、それに対するアンサーが数日後に同じ投書欄に載った。
「日本語でカルピスと言うと、英語ではcow piss(牛のおしっこ)に聞こえるので、それで子供たちは躊躇したのではないか。差別とは違うと思う(大意)」

またまた私は「へ~~~、カルピスってカウピスって聞こえるんだ~」と単純に思っただけだったが、このやり取りがとても面白くて40年前の新聞の投書欄なのに、記憶に残っている。

そのことを思い出したら、また新聞の投書欄にまつわる話しを一つ思い出した。

特殊浴場、いわゆるソープランドというものは、以前はトルコ風呂と言っていた。ソープランドという名称に変ったのは、朝日新聞へのある投書がきっかけだ。私はその新聞の投書を実際に読んでいる。

トルコ出身の女性が、日本で「トルコ風呂」を見て、母国の名称が使われていることに驚き、一石を投じる投書をしたのだ。

この話しは、なぜか信憑性を問われたりするのだが(「そのトルコ人女性って、都市伝説ではないか?」と言っている人をテレビでみたことがある)、私は実際にその投書を読んでいる。

あと、この女性は「花嫁のニッポン」(江成常夫著/講談社)という本にも出ていたと記憶している。(この本は、日本人と結婚した外国人妻20数人へのインタビューが元になっている)その中でも、たしかこの投書の話しはでていたはずだ。

とまあ、なぜか昨日は新聞の投書欄にまつわる話しを二つ思い出したのだった。新聞の投書欄からいろんなことが起きるのだなあ…。
Commented by 黒豆 at 2011-03-02 09:03 x
だから、アメリカではカルピスは「CALPICO」になったのだと、テレビでやってましたね。
「CALPICO」の情報は、英語で紹介されてますね。もっとも、名前の由来までは書いてないようですが…(^^;
www.calpico.com
そういえば、ソープランドは、当時男性週刊誌で盛んに「名称募集」をやってましたねえ…(^^;
Commented by BIGMUM at 2011-03-02 13:16 x
オーストラリアでもカルピコです。輸出用のは カルピコになってるんですよね。

このpissは 上品な言葉ではありません。 ですから 子供やらご婦人は使いません。移住して来た若い可愛い女の人が それ知らずにこの言葉使って おやっとびっくりした事何回もあります。そのつど おせっかいだけど その言葉はあまり人前 特に お年寄り、子供達のの前では使わないほうが良いわよとやんわり教えてあげます。
Commented by akaboshi_tamiko at 2011-03-02 22:37
★黒豆さん
男性週刊誌で名称募集、確かに! ソープランドと決まった後も、なんだか落ち着かない、というようなコラムを読んだりした記憶があります。

★BIGMUMさん
アメリカ在住の友達が、自分は子供の頃アメリカに移住して英語が堪能になったけれど、まだちょっと英語に不自由な母親のしゃべりがとても気になるとぼやいていました。それがまさにpeeとpeaです。レストランで豆をオーダーするときに、複数のSをつけずに言うので、peeに聞こえて恥ずかしい、、、と。教えてあげればいいのにねえ。
by akaboshi_tamiko | 2011-03-01 23:19 | Trackback | Comments(3)