2005年 01月 21日
大声の効用
今年になって、うちでは約束事がいくつか出来た。
一つは、トイレの蓋をしめること。もう一つは、挨拶は大声で、というもの。
それも、猫が驚いて逃げ出すくらいの、腹から出す大声で言うのだ。
何でそんなことを決めたのかというと、最初、私がしんちゃんに「お茶」と頼んだときのことだ。
うちでは先に「お茶」と言ったほうが偉い、言われたほうがお茶を入れなければならない、というルールがある。これは結婚当初からのルールである。(だからうちでは食事のあと、どちらが先に「お茶」と言うか、けっこうスリルがあるのだ)
私が「お茶」と頼んだとき、しんちゃんが大声で「えええええ~~~???」という、禁じ手の返事をかえしたのである。
今までも「お茶」「えー、自分で入れなよ」「え~~、お茶」「え~~~、今忙しいよ」というような攻防はあったのだが、今回の「ええええええ~~~~ッ??」はあまりにも大声だったので意表をつかれて、思わず私がお茶を入れてしまったのである。
それ以来、大声を出すと主張が通りやすいのと、ちょっとストレス解消になる気がするので、大声で挨拶をする、ということが決まった。
朝、不機嫌な気持ちで目覚め、イライラしながら仕事場に来ても、思いっきり大声で「おはようっ!!!」と言うと、確かにちょっとすっきりする。
それに、おなかに力が入るので、お通じ・・・とまではいかないけど、おなかがスキットするのだ。(えー、つまりおなかにたまっていた気体がすっとでたりするのですね(*^_^*)
でも、私がしんちゃんをなじるときに大声で言ったら、しんちゃんは「それは禁止!不愉快だっ。大声出すのはいいことだけにしよう」と提案してきた。
私に「トイレの蓋!」「靴下脱ぎっぱなし!!」と言われるのがイヤだったらしい。
でも、それはいい提案だと私も同意した。
お茶入れてくれてありがとう!! とか、風呂掃除してくれてありがとう!! と大声で言うのは、心の中ではあんまり真剣に感謝していないのに、声に出した瞬間に、感謝の気持ちがちょっと増すような気がする。
逆に、しかるとき、怒っているとき、なじるときに小声で言うと・・・。
「トイレの蓋、しまってないよ」(小声)
「これ、出しっぱなしにしないでくれる?」(小声)
これはね~~~、すごくイヤミでキッツイ感じがする。
小声で注意すると強烈かも。
そのキッツイ感じを、大声の挨拶で緩和しましょうかね。