漫画家・赤星たみこの日記です。 

by akaboshi_tamiko

ストックホルム青少年水大賞 その5

8月中にストックホルムで開催されたSJWP(ストックホルム青少年水大賞)から戻ってきて、時差ぼけと仕事のバタバタで、続報が遅れてすみません。

今回、SJWPに出場する高校生と、学校の顧問の先生、指導教授、日本の事務局の方にくっついて、最初は観光目的という不純な動機で一緒に行ってきたのですが……。

いや、もう、SJWP、すごい! 私の物見遊山的な気持ちは見事に吹っ飛びました!
SJWPは、思っていた以上に、聞いていた以上に、すごかった! もっともっとマスコミに取り上げてもらいたいです!
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都立多摩科学高等学校、科学研究部の三人。着物で正装し、国王陛下の写真の前で。この正装がまったく浮かないで、しっくりなじむ、フォーマルな会場でした。
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そう、とにかくフォーマルなんです。参加する人たち全員が、正装でこの賞に対する敬意を表しているのです。もちろん、民族衣装で敬意を表してもいいですし、学生の場合は制服が第一礼装になりますから、学校の制服でもいいですね。
大人の場合は、イブニングドレスやタキシードやフォーマルな三つ揃いが多かったようです。

着る物だけで権威の高さを計るわけではないですが、やはり私なんかは、こんなに正式なパーティ会場は初めてだったので、ホント、ちょっとビビりました。漫画家のパーティで、豪華で派手なパーティは経験ありますが、漫画家の場合、もっとふざけた装いも多いし、中にはジーンズの人もいるし、Tシャツの人もいるしで、全員がこんなにも正装・盛装というのは経験ありません。
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着ているものがフォーマルだから報道してほしい、というわけではないですよ。みんながそれだけ敬意を払うほど、内容が素晴らしいからです!

今年のストックホルムジュニアウォータープライズのグランプリはアメリカの高校生、Perry Alagappan君。
授賞式の様子が動画で見られますから、ちょっと見てください。
http://siwi-mediahub.creo.tv/prizes-and-awards/stockholm-junior-water-prize/2015_stockholm_junior_water_prize_highlights

動画の中ほど(57秒あたり)に出てくる、国際審査員の委員長フレデリックさんがおっしゃっているように、この研究は、飲用水や下水を汚染している重金属類を取り去るハイテクメソッドで、大変有益であると。水の汚染は、先進国が工業廃水で毒物を垂れ流しているようにも思えますが、鉱山や鉱床から流れる金属の汚染もありますし、こういう研究は世界中どこでも役に立つはずです。

こういう研究を高校生がやっちゃう、というのが世界のすごさ、アメリカのすごさだと思いました。Perry Alagappan君はこの研究にじっくり取り組みました。300通ほどのメールを世界中の専門家に出したそうですが、戻ってきたのは半数程度だったとか。そういう地道な研究と実験を繰り返してきたのだそうです。

しかし、私が小耳にはさんだ情報では、アメリカでは、ストックホルムへ出場する権利を得た段階で、その生徒はアメリカの大学にどこでも入れるのだそうです。すごいなあ…。それだけ、この賞に応募することのすごさを社会が認めているわけなんですね。ちなみにPerry君はスタンフォードへ進むそうです。

ところで、多くの人の関心事であろう、この日のメニューなんですが、これ、美味しかったですよ!(こういう柔らかいネタも入れて、硬軟取り混ぜるのが私のブログですから)
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ああ、今日は、ストックホルム水大賞で、かつて日本人が二人も大賞を受賞していることも書きたかったのですが、ちょっと力尽きました...。その話はまた後ほど。

しかし、ストックホルム水大賞のこと、ストックホルム青少年水大賞のことを、もっともっと日本のマスコミは報道してもらいたいです。ノーベル賞と同じ価値のある賞なんですから! マスコミ関係者の方々、よろしくお願いいたします。
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by akaboshi_tamiko | 2015-09-04 21:22 | 水大賞 | Trackback | Comments(0)
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