漫画家・赤星たみこの日記です。 

by akaboshi_tamiko

映画「しゃぼん玉」を見て感動するのは宮崎県人だけじゃない

映画「しゃぼん玉」を観てきた。

通り魔や強盗傷害を繰り返していたイズミが、逃避行の果てに宮崎県の山奥、椎葉村へたどり着く。
椎葉村は私の生まれ故郷、日之影町の近くだ。

最初は、「宮崎の雄大な風景」や「知っている町や人が出ている」といった、郷土愛がらみで見たいと思った。
きっと風景に感動するだろうなあ、という気持ちで映画館へ行ったのだが、感動したのはそこではなかった。
ラスト近く、涙があふれて止まらなかった。心を揺さぶられるセリフの一つ一つ。

それは、最初のシーンからの積み重ねがあるからこそ、そのセリフが心に沁みるのだと思う。小さなエピソードの積み重ね、細かな演出の積み重ね、いろんなことが層になって重なっているからこそ、イズミの心の中が直接、観客に伝わってくる。セリフというより、生身の人間が絞り出す言葉になっていた。

見終わってから2~3日経ったのに、いまだに「いい映画だったなあ」とか「泣けたよねー」という感想を話している。

宮崎県人だから風景や料理の映像にはほかの地域の人よりは思い入れが強いけれど、そこだけじゃなかった。
人と人との関係によって、人は変わる。

いや、変わるのではなく、自分の中にある別の何かが出てくるのだと思う。誰もが持っているいい心、悪い心、弱い心、寛大な心、いろんな心を持っていて、それが閉じ込められている人、素直に出てくる人、人それぞれだと思う。

これ以上書くと延々とネタバレを書きそうになるので、映画の公式サイトを見て判断してください。
多くの人に観てもらいたい映画でした。ぜひ映画館へ足を運んでみてください。きっと感動します!



[PR]
by akaboshi_tamiko | 2017-03-17 03:27 | 読んだ観た聴いた | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://akaboshi.exblog.jp/tb/26723890
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by bumidayat at 2017-03-17 14:26
こんにちは、Sariです。
見たい映画ですが、相変わらず日本映画は字幕がないですよね。
私は感音性難聴なので、映画やTVは音としては聞こえるのですが、何を言っているのかほとんど分かりませんので、良さそうな映画だなと思っても、いつもあきらめています。

映画館での上映が終わって、かなりの時期をおくと、たま~にですが、深夜テレビで字幕つきで放映したりしますのでタイミングがあれば見られる…という状態。

ですから映画館では洋画しか見ません。
ご紹介の映画、見たいなぁ…
Commented by akaboshi_tamiko at 2017-03-17 14:56
> bumidayatさん
Sariさん、大切なことを気づかせていただきました。字幕があると難聴の方たちも映画が楽しめますね。
DVDになれば日本語字幕が入るかと思います。
フラガールは日本語字幕が入っていて、母が嬉しそうに見ていました。

映画館でも字幕を付けてくれるよう、そういう映画が増えるよう、私も何か発信していこうと思います。