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DEEP BLUE

05/06/26/日曜
ディープ・ブルーという映画のDVDを買ったので、自宅で見たんだけど、映像がきれいであまりにも心地よくて、最初に見たときはすう~~~っと眠ってしまいました。まあ、徹夜明けの仕事が上がったあとだったのと、久々にビールを飲んだりしたので眠かったのもあるんですが。
でも、本当に、ディープ・ブルーの映像は、景色が雄大で、音楽もまたぴったりで、心がゆったりしてきます。

うちのテレビは画面が小さいので、向かいの石田さんちの大画面プラズマテレビでDVDを見せてもらいました。

やっぱりすごいです!! 大画面で見ると、すごい迫力です!! ああ、映画館で見たかったなあ。
単館上映だったにもかかわらず、世界中で話題になった映画、というだけのことはあります。

どうやって撮影したの??? というような映像が次から次へ!
鯨が目の前をすうっと上昇し、鰯の大群を飲み込む。まるでCGみたい!! でも、これはあとでメイキング・オブ・ディープ・ブルーを見たら、人がちゃんとカメラを持って潜水し、鯨のそばで撮影していたんです。

鮫の大群の中にもカメラマンは入って行きます。
もちろん、鮫よけのスーツを着て、ですが。
これは、鮫はウエットスーツを着た人間より魚のほうが好きだ、という性質を利用しているんだそうです。

青い波の下にいるかが数頭、優雅に泳いでいるシーン、ペンギンが弾丸のように水中から陸へ飛び上がるようす、鳥が魚を取るために海にもぐり、飛ぶように泳いでいるシーン、どれもみんなすごい映像でした。

この映画を撮るのに費やした時間は、通常のドキュメンタリーを撮る場合の2倍の時間を予定そたそうです。
制作7年、ロケ地200ヶ所、撮影フィルム7000時間。
5分の映像を撮るのに300日かけたシーンもあります。

90分の映画に、どれだけの時間と手間と苦労がかかっているのか。ふ~、こんなお得な映画はないと思います。たったの4,935円で、素晴らしい映像が見られるんだから!

それにしても、プロって、「待つ」ということが出来るんですよね。
以前、編集者や漫画家仲間とお花見に行ったとき、カメラマンの友達が数人来ていて、風景を撮るときのコツとして、人ごみが途切れるまで待つ、ということを言ってました。

「建物を撮りたいとき、人がたくさんだと全部入らない。でも、5分か10分も待てば、必ず人が途切れるときが来るから、そこを狙うんだよ」と。

私なんか、建物を見て、その場でチャチャッとシャッターを押すけど、プロって待つことが出来るんだよなあ、とすごく感心したものです。

単なる建物を撮る場合でも、待つ。
ディープブルーのように、海の生き物を撮るなんて、本当に、本当に、待ったんだろうなあ。
その「待った時間」が膨大であればあるほど、出来た作品に深みと重みが出るんだろうなあ。
Tracked from おらんだっちょな日常生活 at 2005-07-04 20:29
タイトル : Deep Blue
せっかくの夏休み、天気悪いっす(汗) 先日いつも覗いてる赤星たみこさんのブログを見てたら、『Deep blue』のDVDの紹介があった。今までその映画の事知らなかったし、その紹介文見た瞬間、「スゴイ観たいし、ナニよりこれうちのお姉ちゃん好きそうだなあ・・・」と、急.... more
Tracked from へなChoこ at 2005-07-07 05:53
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The Blue Planet - 3 DVD Box Set [2001]David Attenborough (Pres/Narr)BBC 2001-12-03Sales Rank : 189Average Review See details at Amazon by G-Tools あれは去年の事になるのかなあ。映画館で「ディープ・ブルー」を見たんですね。...... more
Tracked from Akira's VOICE at 2005-08-30 15:56
タイトル : ディープ・ブルー
葛飾北斎の絵のような波に始まり,威風堂々としたシロナガスクジラの勇姿まで, 生き物たちのパワーに終始圧倒されっぱなし。... more
by akaboshi_tamiko | 2005-06-26 22:58 | 読んだ観た聴いた | Trackback(3) | Comments(0)