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甥っ子続き

05/08/29/月曜
昨日の甥っ子の話は大うけでした。
私の姉もそれを読んで、「いつ真実を告げるの?」と心配そう。
姉の娘(私の姪)は、小学校6年生のとき、姉が「本当はサンタクロースはいないんだよ」と言ったら、
「ええっ!!???」
と、ものすごい驚愕の表情を浮かべたそうです。

姪は6年生までサンタクロースがいると信じていたんですが、今は信じていないみたい。
でも、私は今も、サンタはいるって信じていますよ、ホント。
ただ私はクリスチャンじゃないので、うちには来ないと思ってます。敬虔なクリスチャンの方の心の中には、信じている宗教の教祖様の誕生日は愛と慈しみと思いやりがあふれ、それがサンタクロースという形となって現れるのである、と私は思います。
でも、うち、クリスチャンじゃないので・・・。

うちはお釈迦様が象に乗って現れたりするから。(でも、私視力が超悪いので〔0.01ない、と20年前に言われて、それから視力はどんどん悪くなっていってますから〕、お釈迦様が現れても見えないことが多いんですね(^^))

さて、甥っ子の話の続きです。

甥っ子K平は呪文を3回唱えたんですが、即効性を出すためには、手の動きをつけろ、と夫・しんちゃんに教わりました。

手の動きとは、左手の小指を下に押し下げながら「コントロール」、薬指を下げながら「アルト」、右手の人差し指を右斜め上に持って行って「デリータ」と言うのです。
この手の動きが付いていれば、3回唱えなくてもOKなんです。

K平はオータさんにこの呪文をかけて効き目があったので、夫のことをずいぶん信頼しているようですよ。ふふふ、素直だなあ。

しかし、この話は、実はもっと古い歴史がある話なんです。
きっかけは、K平のお父さん(私の夫の弟にあたります)の康J君が子どものころにさかのぼります。

夫の父は消防士でした。
夫と康Jくんが小さいころ、ちょうど最初のウルトラマンが始まったころです。

消防士の団長として活躍していたお父さんの同僚が、ある日康J君にこう言ったそうです。

「お前のお父さんは地球を守る仕事をしているんだぞ」
(ある意味当たってます)

「えっ、ホント?」
「ああ、お父さんはウルトラマンなんだぞ」
「えっ!!」
「秘密だからな、絶対誰にも言っちゃいかんぞ」
「うん!!」

と、当時まだ小さかった康J君はそれを信じたそうです。
けっこう、消防団の部下などが、康J君にその話をこっそりしたので、康J君、本当に本気にしていたそうです。

そして時は流れ、康J君に息子が生まれました。
康J君は息子K平に、「お父さんの仕事はウルトラマンなんだ」と、まじめな顔で教え込みました。
子供のころのあだを返したかったのだそうです。
(でも、消防士の仕事って、確かに地球を守ってるんだからねー。ウソじゃないよねー)

康J君はK平に、このことを秘密にするように、と約束させました。
「これは秘密だから、絶対誰にも言っちゃダメだぞ。男と男の約束だぞ」
「うん!」
K平は今もこの約束を守っています。(ちょっと破ったときもあるけど、それはほれ、呪文唱えてるし)

私ねえ、この話、感動するんですけど。
お父さんから康J君、そして康J君から息子に受け継がれる、壮大なストーリー。
ちょっぴりジーンとなるんですよね・・・。

康J君は役所に勤めていて、土木や水道や、市民の生活になくてはならない部署で、いろんな仕事をしています。ある意味、地球を守る仕事なんです。
まさに、ウルトラマンと同じ仕事なんです。全然ウソはついてないんです。
いい話でしょ~?
Commented by Cafe_Gimlet at 2005-08-30 00:49
海外のよくできた短編小説みたいですね。
っていうか、うん、小説で読んでみたいです。もちろん、正義の味方になっているK平の未来の姿も描いてね(笑)。
Commented by Cafe_Gimlet at 2005-08-30 00:52
↑ ごめんなさい。呼び捨てになってしまいました。
「K平くん」でした。
Commented by ConnieWest at 2005-08-30 04:54
はい、ジェネレーションを超えて伝わる話ですね。映画のBig Fishを思い出してしまいました。やっぱり私が一番気に入ったのは、何と言っても"コントロール・アルト・デリータ..."それもジェスチェー付き!良いお話しですねぇ(T_T)カンドウ。
Commented by sinosan at 2005-08-30 06:25 x
昨日と今日の話で私が思い出したのは絵本の「お父さんはウルトラマン」シリーズです。k兵くんにも読んでもらいたいなあ。いつか本当のことを知っても、それ読むとどのお父さんだって、ある意味みんなウルトラマンだって、感じてくれると思うんだけど。
 
Commented by 葉桜 at 2005-08-31 19:34 x
そういえば、100年以上前の話だそうですが、「サンタクロースはいますよ」って新聞記事があったそうですね。
現実の、「サンタさん」は(以下略)かもしれませんが....
k平君の素直さに感動します。
お父さんはウルトラマン、最高です。
この純真さがいつまでも続いてくれるといいですね....
Commented by きすけ at 2005-08-31 23:19 x
私も娘が小さい頃に「ママは魔女だけど、絶対誰にも言っちゃ駄目だよ、魔法がなくなっちゃうから」って言っていました。
私がお嫁に来るとき母がデカイ室内用のほうきを持たせてくれたのですが、使わずに部屋の隅っこにおいていたのを娘が見つけて、「このほうきママの?」って聞かれたときからなんです。
娘は、二人でかくれんぼしてもすぐに見つかってしまうし、思ってることを当てられてしまうので、まえまえから怪しいっておもってたらしいです。
今は中一になった娘ですが、「あの頃は本当に信じてたし、今も怪しいって思ってる」なんていってくれるやさしい娘です。
Commented by akaboshi_tamiko at 2005-09-01 05:10
ギムレット様
いい話ですよね~。ホント、私が小説にしようかしら、と思うくらいです。K平が大きくなったら、どういう風になるのかな~。

コニー様
ジェスチャーつき、いいでしょ~? 私も夫から話を聞いたときはぷーーーっと噴出しちゃいました!

sinosan様
お父さんはウルトラマン、私もぜひ読みたいです。アマゾンで買ってこよう!

葉桜さん
ニューヨーク・サンという新聞に投書したバージニアの話ですね! いい話として毎年どこかで引用されてるようです。K平もずっとこのまま純真でいて欲しいなあ。でも男の子は思春期に激変して反抗的になるからなあ・・・。

きすけ様
いい娘さんですね~。でも、思っていることをすぐ当てるお母さんってのも、やっぱりスゴイです。娘さんが今も怪しいと思っているくらいだから、本当にスゴイ洞察力があるんでしょうね!それは魔力と言ってもいいのでは?



by akaboshi_tamiko | 2005-08-30 00:30 | つれづれ日記 | Comments(7)