工業用と食用編集する 2010年12月15日17:26 石けん系サイトや手作り化粧品サイトなどでは、よく「食用レベル」「工業用レベル」という言葉が出てくる。
重曹や、セスキ炭酸ソーダ、炭酸塩(炭酸ソーダ)の精製度のことだ。
そういうものを化粧品に使ったり、お風呂に入れたりするとき、工業用では危ないのではないか、食品レベルの精製度じゃないとダメなんじゃないか、と心配になるようだ。
例えば重曹だと、食品レベル、掃除洗濯レベル、工業用レベルとあるが、精製度(不純物を取り除いた度合い)は、食品レベルで98~99%、工業レベルで95~98%だそうだ。
工業用だって、そんなに不純物が入っていたら何かと不都合が出るだろうから、食品レベルとほとんど変らないくらいの純度に仕上げてくる。
あとは、工場で精製するときに、食用レベルだと容器は床ではなく台の上に置く、工業用だと床に置いてもいい、というような違いがあるらしい。
でも、工業用のものだって、床がとんでもなく汚れている工場で作られているわけではない。日本の工場のQC(品質管理)は世界最高レベルだ。
重曹やセスキ炭酸ソーダや炭酸塩を掃除用として売っているメーカーは、どこもちゃんと経営しているし、綺麗な工場でキチンと作っている。(そもそも純度98%を保つには綺麗な工場じゃないと無理だし)
というようなことを知っていると、工業用、掃除用と書いてあっても、お風呂に入れることに別にためらいは感じない。食用はすごく高いし。
しょせん、重曹・セスキ炭酸ソーダ・炭酸ソーダなどには、純度やpHが違っても毒性は無い。
精製度合が95%だろうが99%だろうが、大差ないし、工業用も食用も法律で区分してあるだけで。
でも、油は別。
食用油と工業用油は、これはそもそも物質が違う。
食用油は、植物油や動物油などで、石油は絶対入ってこない。
石油は確かに食べられない。
工業用油だと、石油がメインだと思う。 油では「食用」と「工業用」を区別して、工業用を食用に使ってはいけない。
そのイメージがあるので、無機塩類までも同じように考えてしまうのかもしれない。
無機塩類、なんていうと難しく感じるけど、要するに重曹の仲間。
重曹は食品にも使われるくらい安全なもの。pH8.2程度の弱アルカリ性。
炭酸ソーダもpH11.3程度のアルカリ性で、こんにゃく作りに使われる。これも口に入れても安全なもの。
セスキ炭酸ソーダはその二つの物質のちょうど中間のpH9.8で、これも口に入れても安全な物質。
(と言っても、どれもバクバク食べるようなものではありませんから。)
というわけで、何度も言うけれど、私は掃除用として売られているセスキ炭酸ソーダをお風呂に入れてます。赤ちゃんがいるお宅にも掃除用、お風呂用としてお勧めしているし、猫がなめるような床掃除にもガンガン使ってます。
ま、何事も「自己責任」ですので、そこんとこよろしく。
追記
食用にするなら、食用を使ってください。
あくまでも、工業用を掃除に使ったり、掃除用を入浴に使ったりする場合の話です。