漫画家・赤星たみこの日記です。 

by akaboshi_tamiko

カテゴリ:石けん/洗濯( 81 )

セスキの取材のときに、台所の掃除の撮影をしました。
その時、雑巾や台拭きを出すと、カメラマンの方に「雑巾がきれい!」と驚かれました。

普通の雑巾だと思っていたので、きれい!と驚かれたことに驚きました。

しかし、確かにうちの雑巾はきれいです。タオルや台拭きや食器用布巾と見分けがつかないくらいです。
だから、いつも台所の引き出しにしまってあります。

一応、雑巾用の引き出し、布巾用の引き出しは分けてありますが、時々間違えてしまうくらい、きれいです。

それは、定期的に煮洗いをしているから。

煮洗いというのは、文字通り、鍋やステンレスの洗い桶などで雑巾や布巾やTシャツなど、シミのついたものを煮るのです。石けんを入れて煮るだけでも汚れがスッキリ落ちます。

それに過炭酸塩(酸素(さんそ)系漂白剤)も入れて煮ると、本当に、真っ白になりますから‼

煮るので雑菌も死にます。だから清潔です。
当然、うちの雑巾には雑巾臭などありません。なんのニオイもしない真っ白な雑巾は、タオルと同じくらいのきれいさだと思います!


煮洗いした液を排水溝に流すと、そこもきれいになるし、Tシャツのわきの下の黄色いシミとかも真っ白になるし、煮洗い大好きです!みなさんもやってみませんか?

煮洗いのやり方は、前に書いているので、ぜひ読んでみてください。
この記事です↓↓
2007年7月22日 バナナのしみ



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by akaboshi_tamiko | 2017-04-15 18:20 | 石けん/洗濯 | Trackback | Comments(0)

石鹸の溶かし方

部屋干しのニオイをなくすにはどうしたらいいのか、いろいろ聞かれます。

煮洗いも効果的だし、除菌・殺菌剤、漂白剤を使っても、一時的には効果があります。

でも一番いいのは、衣類やタオルに皮脂汚れを残さないこと。汚れをしっかり落とすこと。

そのためには合成洗剤でも粉石けんでも液体せっけんでも、よ~~~~~く溶かすことが大事です。

そんな手間かけるなんて嫌だ、と思っている人でも、一回でいいですからやってみてください。違いに驚くはずです。

さて、そのやり方は、空の洗濯機にぬるま湯(できればお風呂の残り湯30度~40度くらいあるといいですが、最低でも20度はほしいです)をためて、粉石けんでも液体せっけんでも合成洗剤でもいいので入れて、10~15分攪拌する。これだけです。

やり方は私の本にも詳しく出ていますが、私のサイトにも画像付きで出ています。
赤星コム←ここをクリックして、赤星コムのトップページへ飛んでください。

b0019674_23045070.jpg
↑↑トップページの画面の上にメニューバーがあります。その中の「エコ・石けん画像」をクリック。

↓↓すると、下のような画面になります。
b0019674_23100705.jpg
左側のメニューの中の、「アワアワ洗濯」をクリックすると、縦型全自動洗濯機での粉石けんの溶かし方が出てきます。

粉末の合成洗剤でも同じです。液体洗剤でも、事前に溶かすことを強くお勧めします。液体だから溶けていると思っている方も多いのですが、液体洗剤、液体石鹸は、濃度が高く、どろりとしているのでなかなか溶けないのです。

とにかく、液体だろうが粉だろうが、よく溶かしてください。
上記のページでは3分ほど攪拌とありますが、あのページを作ったのが10年以上前で、当時の洗濯機はまだ攪拌力が強かったのです。

最近の洗濯機は攪拌力がとても弱いので10~15分は攪拌してみてください。

とにかく!洗いあがりが全然違ってくると思います。
思ったほど変わらなかった、、、という方は、まだいろいろコツがありますが、それは私の本にも書いてありますので、ぜひご覧ください。図書館で借りたり、人に借りてもいいですから!

とにかく、ニオイのないバスタオル、衣類で、快適に過ごしてもらいたいのです。頑張ってください。

セスキ&石けんでスッキリ快適生活

きれいに暮らす簡単石けん生活―洗濯物が真っ白、台所ぴかぴか…シンプル家事のすすめ

赤星たみこの石けん達人 
(漫画です。kindle版もあります)

気持ちよく暮らす簡単家事生活



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by akaboshi_tamiko | 2017-04-14 19:32 | 石けん/洗濯 | Trackback | Comments(0)
日本の洗濯機は世界一攪拌力がソフトだと思います(個人の感想です)。
さらに、最近の洗濯機は節水機能も付いています。

新しい製品は古い製品の欠点を解消したものである、と思っていませんか?
いえいえ、そんなことはありません。

新発売の最新の機能がたくさんついた洗濯機だからきっと大丈夫! と思って使い始めると、衣類がどんどん黒ずんで来たり、今まではにおわなかったのに、ニオイが出るようになった、という悩みをよく聞きます。私のサイトや個人メールには「ニオイがとれない、どうしたらいいでしょうか?」という相談や質問がよく来ます。

そんな時は、答えは二つ。
衣類を入れる前に洗剤をよ~~~~~くとかしてから入れること。
入れる衣類の量を半分以下にすること。

よ~~~く溶かすと、それだけで問題が解決することもあります(縦型全自動の場合)。

でも斜めドラム式などの、極端に節水に走った機種だと、衣類を半分以下にすることも大切です。それだと節水にならないじゃないか、と批判も受けるんですけどね、洗濯って、衣類の汚れが落ちてなんぼ、でしょ。汚れが落ちない洗濯機って、ただの水の無駄遣いです。いくら節水しても、無駄に使った水ですよ、それは。ちゃんと汚れが落ちるように使ってこその洗濯機です。

衣類を入れる前に石鹸や合成洗剤をよ~~~~~く溶かすこと、ってどうやればいいの? という質問もよく受けます。

明日、とりあえず書いてみようと思いますが、ぜひ、私の本を図書館でいいですから、借りて読んでみるのもいいと思います。どの本にも丁寧に書いてあります。

セスキ&石けんでスッキリ快適生活

きれいに暮らす簡単石けん生活―洗濯物が真っ白、台所ぴかぴか…シンプル家事のすすめ

赤星たみこの石けん達人 
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by akaboshi_tamiko | 2017-04-13 19:25 | 石けん/洗濯 | Trackback | Comments(0)
日本の洗濯機は攪拌力がどんどん弱くなっていると思います。
80年代前半までの全自動洗濯機は、今の弱弱しい攪拌ではなく、ガガーーッ‼ガガーーッ‼という、大きな音を立て、ふたを開けるとしぶきが外に飛び出るくらい、力強い攪拌力がありました。

ところが、80年代半ばを過ぎたころから、洗濯機に「静音」機能が追加されました。
集合住宅で、夜の洗濯は近所迷惑になる、10時以降は洗濯しないのがマナーだ、というようなことが都会を中心に言われはじめ、夜しか洗濯できない家庭が困るようになり、静かさを売りにする洗濯機が開発されたのです。

静かになる、ということは、結果的に攪拌力も弱くなるのだと思います。強く勢いよく回るより、ゆっくり回るほうが音は小さくなるでしょう。そうして80年代後半から洗濯機の攪拌力が少しずつ弱くなっていきました。

攪拌力が弱くなると汚れ落ちが悪くなります。そうすると、一度でも着た服は、すぐ洗わないと襟や袖口の汚れ(特に皮脂汚れ)が落ちにくくなりました。

おかげで、着たらすぐ洗う、という習慣が定着してきます。
すると、どうしても洗濯の回数が増えます

洗濯の回数が増えれば増えるほど、衣類は傷みます。

そうすると、90年代になったころから「衣類が傷みません」という「弱水流」を謳う洗濯機も登場。ますます攪拌力が弱まり、洗浄力が落ち、さらに洗う回数が増える、という悪循環。

そして、昨日も書きましたが、ここに「節水」が追加され、洗う水量がどんどん減ってきました。

これでは十分な汚れ落としは期待できません。

これで日本の衣類はどんどん臭くなっているんですね。
海外の洗濯機を何種類か使わせてもらいましたが、どれも日本のものより攪拌力が強く、ガーッ‼ガーッ‼と回ってくれます。
韓国製の全自動を使っている家では、音が大きいと言ってましたが、それはあの攪拌力では当然だと思います。

韓国の家屋は日本の家屋より壁が厚いようなので、多少の音が出ても大丈夫なのでしょう。
あと、アメリカとイギリスとドイツとオーストラリアで洗濯をさせてもらったけど、どれも音が大きく攪拌力が強い機種ばかりでした。

日本の洗濯機は私が知る限り、攪拌力が世界一ソフトです。これでは十分な汚れ落としは期待できません。(と、二度言っておきます)

じゃあ、そんな弱水流の洗濯機でどうやって洗えばいいのか、という質問をよく受けますが、それはまた明日。
すみません、きょうは力尽きました…。





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by akaboshi_tamiko | 2017-04-12 19:30 | 石けん/洗濯 | Trackback | Comments(0)

石けんの話、続きです

うちのバスタオルは体を拭いても嫌なにおいがしません。
それも2回、3回と使っても、まったく嫌なにおいがしないのです。

体をふいたバスタオルを脱衣所のタオル掛けにかけておくと、翌日はからりと乾いていて、無臭だしふんわりしているし、何度も使っています。が、それを言うと「うわ~、信じられない!」「臭くないの??」と驚かれることがあります。

バスタオルは臭うものだ、と思い込んでいる人が多くてびっくりしています。

もうずいぶん前のCMですが、ある合成洗剤のCMで、「部屋干しするとにおいませんか? あれは落ちきれなかった皮脂汚れにバクテリアが繁殖して臭うのです」というセリフがありました。

そう、皮脂汚れがちゃんと落ちていれば、バクテリアも繁殖せず、ニオイも出ないのです。
うちのタオルが臭くないのは、ちゃんと汚れが落ちているから。

それは、石けんをよ~~~~~~~~~く溶かしてから洗濯しているから。

石けんでも合成洗剤でも、よ~~~~~~く溶かしてから洗濯すると、汚れ落ちがものすごくよくなります。
よく溶かした石けん液で洗濯したバスタオルは、ふんわりしてにおいもなくて、お風呂上がりの体の水滴をスッと吸い取ってくれて、体がさらりとします。

バスタオルから合成洗剤の香料や柔軟剤の香料がいい香りが漂っていても、体をふいて濡れると、なんだか嫌な臭いがしてくる…。そんな経験はありませんか?

乾いた状態だとわからなかったニオイが、濡れるとパーッと立ち上ってくるのです。

でもね、汚れがちゃんと落ちていると、においません。
洗剤を変えたり、漂白剤や消毒液や殺菌剤を使うより、洗剤や石けんをよ~~~~~~く溶かすことのほうが絶対に効果ありますからね!



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by akaboshi_tamiko | 2017-04-10 23:48 | 石けん/洗濯 | Trackback | Comments(0)
一昨日の石鹸とセスキの取材は順調に進み、台所はぴかぴか、布巾も煮洗いしたので真っ白。家がきれいになって大助かりだった。取材の様子をちょっとご紹介。取材機材が並び、とろとろ石けんの作り方などを撮影するという場面。ソファの上でくつろいでいるのは小町。

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うちの中の汚れを石けんとセスキで落とす所を撮影するだけでなく、夫の実家から持ってきたガラスの皿も撮影していただいた。私が撮った写真ではあまり差が出ないのだけど、とりあえずアップ。右の皿はうっすらと茶色がかっている。↓↓
b0019674_01103008.jpg
これは夫が高校生のころから実家にあって、45年以上ずっと合成洗剤で洗っていたものだ。私も結婚して夫の実家に行ったとき、このガラス器は全部右の皿のような茶色の色がついていて、そういうデザインなんだろうな、と思っていた。

ところが、2014年にこの皿を私が石けんで洗ったら、なんと透明のガラス器だということが判明した。それが左の器。

合成洗剤で食器を洗っていると、初めて洗った日には変化を感じないけれど、実は汚れがしっかり落ちておらず、表面にうっすら積もっていく。グラスやガラス器が何となく曇っているのは、汚れが蓄積しているから

この汚れは、毎日見ているのでわからない。しかし、石けん(洗濯用粉石鹸)でしっかり洗ったところ、茶色い曇りが取れて、すっきり透き通ったガラス器に戻ってくれた。

「石鹸は環境にいいけれど汚れ落ちが悪い」と思っている方がいたら、それは大きな間違いだ。実は、ちゃんと使うと石鹸ほど汚れ落ちのいいものはない。本当に汚れがすっきり全部落ちてくれる。使い方は、泡がしっかり立つ量を使うこと、よく溶かすこと、これだけ。

詳しいことはまた明日。


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by akaboshi_tamiko | 2017-03-26 01:31 | 石けん/洗濯 | Trackback | Comments(0)
今日は石鹸とセスキの取材だった。
台所を石鹸とセスキできれいにするところを撮影したので、いや~、台所がピッカピカ!!

取材の前から台所の掃除を何日かしないで、汚しておいて、今日の撮影だったのだが、でも汚れって写真に撮るのがすごく難しい。
肉眼ではすごく汚れているのに、写真に撮ると汚れの色が薄くなって、あんまり汚れているようには見えない。

今までもずいぶんうちで取材を受けて撮影したけど、壁の汚れとか、ぞうきんのシミとかはなかなかくっきりとは映ってくれないのだ。

それでも、うっすら汚れが蓄積していた壁やシンクがピカピカになった。
換気扇もきれいになったのだが、、、、、ビフォーアフターの、ビフォーを撮り忘れた…。もちろん雑誌用にはちゃんと撮ってあるので、雑誌が発売されたらそれを紹介するつもり。

とりあえずピカピカの台所をお見せします!
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93年に家を建てて、それからずっと使い続けているので、もう27年経っている。壁とかレンジとか、27年使っているとは思えない、、、、でしょ? 石鹸しか使っていないので、ゴムの劣化とか少ないと思う。
(石鹸だとなぜゴムが劣化しにくいのかは、また次の機会に)



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by akaboshi_tamiko | 2017-03-25 00:21 | 石けん/洗濯 | Trackback | Comments(0)

喪服を洗う

今年の夏は異常な湿気で、家じゅうがべたべたしていた。
革靴がカビだらけで10足以上廃棄処分にしたり、革ジャンやバッグにもカビが出ていた。

それくらいカビがひどい夏だったので、11月5日、明日、斎場に行く、という日になって夫が自分の喪服を出してみたら、なんとカビが生えていた!! 黒地に白いカビはすごく目立つ。

実は、義母の入院中、私も夫も、喪服のことが頭をよぎったのだが、それは二人とも口には出せなかった。最後の最後まで、私は葬儀が来ることなど考えたくなかったし、夫に「喪服の準備を…」と言うのは酷すぎて、言えないでいたのだ。

しかし、明日は斎場へ行って、葬儀をしなければならない。紺のスーツを着る、と言うのだが、弔事に紺のスーツは意外に目立つ。仮にも夫は喪主なのだから、黒い喪服のほうが絶対いい。

というわけで、私は夫の黒いダブルのスーツを洗うことにした。(クリーニングは絶対間に合わないので)

夫の喪服、素材はウール。ああ……ポリエステルなら簡単なのに、、、、ウールは固くなったり縮んだりするのでちょっとやっかい。でも、やらないと明日着ていけない。やるしかない!! まあ、洗うのは何とかなるだろう。でも、、、実は、洗うより難しいのはアイロンがけのほうなんだけどね…。

とにかく、まずはカビの生えたスーツをお風呂場にかけて、シャワーで全体のカビを洗い流す。
いきなり石鹸液につけても、カビそのものがたくさんついていると、石鹸液がすぐ汚れてしまうので。ザーザー勢いよくシャワーをかけてカビ汚れをある程度洗い流してから石けん液で洗う。

洗濯機にぬるま湯を入れ、液体石けんとセスキを入れてよくかき混ぜる。※1セスキ炭酸ソーダを入れるのは、助剤の代わり。

洗濯槽の石けん+セスキ液にスーツを沈め、ゆっくりと手で押し洗いする。もみ洗いやこすり洗いはしないで、洗濯液の中で布地を泳がせるように揺らしたり、軽く押したりしながら、洗濯液の汚れ具合を見ながら洗う。上着とズボン両方入れて2~3分というところかな。

うちの洗濯機は二槽式なので、スーツを脱水するのも簡単。洗濯液を排水しながらスーツの脱水は3分ほど。
※2洗濯槽にきれいなお湯をためて、スーツを水没させ、また揺らしたり押したりしながらやさしくすすぐ。すすぎは1~2分くらい。石鹸は泡切れが早いので、意外にすすぎ時間は短くても大丈夫。

脱水は2~3分くらい。しっかり脱水するとしわが取れなくなるので軽めに。

脱水槽から出したスーツは、カビのにおいもなく、きれいな黒になっていた。

これを当て布をしながらアイロンがけをする。ある程度乾いてからでもいいけれど、明日着るので、まだ乾いていないうちにアイロンをかけて少しでも早く乾かしたかったのだ。

ズボンの折線がきれいに出ていないと意味がないので、そこは※3当て布を薄いものにして、しっかりかけた。

上着で難しいのは袖山。袖の中にバスタオルを丸めて入れて、布を軽く引っ張って形を整えながらアイロンをかける。もちろん当て布をして。

このアイロンがけだけで2時間ちかくかかった。
しわが伸びて、パリッとしたけれど、まだ湿っているので、ハンガーにかけて下から除湿器を当てて一晩おいたら、、、

よかった!葬儀当日はきれいにしわも伸びていたし、ウールが縮むこともなく、すっきり仕上がった!!
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あのカビが落ちるとは思ってなかった、、、とは夫の弁。
黒カビは落ちにくいけど、白いカビならすぐ落ちる。本当に大変なのは、アイロンかけ。皆さま、あまりやらないほうがいいと思います。
カビが生えないよう、虫干しはこまめに。そっちのほうが楽ちんです…。



補足説明
※1
液体石けんは助剤が入っていないので(入っていても2~3%と、極端に少ない)、大物を洗う時は助剤があるほうが洗浄力が長持ちする。

助剤とは、石けんの洗浄力を長持ちさせるためのもの。ふつうの洗濯石けんだと、助剤は炭酸ソーダ(pH11.3)を使う。
しかし、炭酸ソーダだと全体のpH がやや高くなるので、ウールが固く洗いあがる。

セスキ炭酸ソーダはpH9.8。石けんのpHは10くらいなので、それよりpHが低めのセスキ炭酸ソーダだと、ウールにも安心。

※2
ウールやシルクなどを洗う時はぬるま湯が基本。洗う時とすすぐ時まで同じ温度がおすすめ。

※3
ほかの部分は厚手のタオルを当て布にした。ウールの繊維は熱や圧力でペタンとなってテカテカすることがあるので、優しく、中温でアイロンがけが基本。でもズボンの折り目だけはきっちりさせたいので、ここだけは当て布を薄手のもの(手ぬぐい)にしてやや高温でアイロンをかけた。




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by akaboshi_tamiko | 2016-11-14 01:24 | 石けん/洗濯 | Trackback | Comments(0)

家事の説明は難しい

石鹸を使っている方たちは、環境に配慮している人が多い。
私のように、石鹸は汚れ落ちがいいから使っている、という人はちょっと珍しい。

石鹸メーカーの方ですら、会社で石鹸を作ってはいるけれど、自宅では合成洗剤を使っている、という人もいる。
もちろん、石鹸メーカーの方で全部石鹸、という方もいらっしゃるのだけど、そのメーカーの従業員100%が石鹸ユーザーとは限らない。洗濯と食器洗いは石鹸だけどシャンプーだけは合成洗剤、という話もよく聞く。

私の場合は、市販の合成洗剤のシャンプーを使っていたらAKSという症状が出てきた(AKSは私の造語で、頭・かゆい・症候群、の頭文字です)。
このAKSには長く悩んでいたのだが、あるとき石鹸に変えたらその症状がぴたりと治った。それ以来、体に使うものはすべて石鹸。その後、食器洗い、換気扇洗いに洗濯用粉せっけんを使うようになった。

よ~~~く溶かすこと、泡がもこもこの状態で洗うこと(洗濯も、食器洗いも、洗髪も、洗顔も)で、汚れ落ち抜群!!
おかげで部屋干しのにおいなどこの20年以上、全然嗅いだことがない。(部屋干しのにおい、雑巾臭は、落ちきれなかった皮脂汚れにバクテリアが繁殖して臭うので、汚れがキチンと落ちていれば臭いません)

よく溶かすと、合成洗剤ですら洗浄力が上がります。あるコラムを連載していたころ、合成洗剤もよ~~くとかしてくださいね、とお勧めしたところ、「主人の作業服の汚れが落ちました!臭わなくなりました!」とか、「グレーだったバスタオルが本来のピンク色が戻ってきました!」といったお礼のメールをたくさんいただいた。

ついでに、よく溶かすと、合成洗剤でも衣類への残留も減るので、ふんわり洗いあがる。「よく溶かして洗濯したら柔軟剤を使わなくてもふんわりしました!」というお礼もいただいた。

洗濯機に衣類をためて、いっぱいになったら洗剤を振りかけてスイッチをピッと入れるだけの洗濯だと、どうしても汚れ落ちが悪くなるし、洗剤の溶け残りが出る。部屋干しのにおいもガンガンする。柔軟剤を使わないとバリバリ固くなる。

衣類の入っていない洗濯機にまず水をため、洗剤(液体でも粉末でも)を入れて、10~15分攪拌して洗剤をよく溶かす。そこへ衣類を入れて、そこから、洗濯を開始する。文章で読むとものすごく手間がかかるように思う人がいる。

でも、毎日洗濯をしている人なら、これが意外に手間じゃない、ということがよくわかるし、この手間で靴下や襟袖に何か塗り付けるプレケアをしなくて済むし、なにより洗い上がりがすっきりふんわりする。

だけど、毎日自分で洗濯をしない人は、このメリットが実感できず、事前に溶かすことを否定する人が多い。「すごい手間かけて洗濯させることをどうお考えですか? そんなことより機械を進化させたり、すぐ溶ける洗剤を開発したほうがいいじゃないんですか?」と言われることも多々あった。(この辺の事情は、「その質問、なんでするの?」をお読みください)

確かに、そういう研究をずっとメーカーはしているようだけど。洗濯機メーカーも洗剤メーカーも、どちらも研究をずっとしているはずだけど。

それでも部屋干し臭は減らないし、ますます強くなり、曇った日に干すと臭くなるのは当たり前、という考えの人すら出てきた。
いや、それ、当り前じゃないですから!!

昔の二槽式洗濯機(うちはわざわざドラム式から買い替えて今も使ってますけど)や、80年代に使われていた全自動洗濯機では、部屋干しのにおいなどのトラブルはなかったのに、90年代、2000年代に作られた洗濯機では臭うことがデフォルトになっている。臭いが出るから香の強い洗剤、柔軟剤でごまかすような、そんな時代。

ああ、、、なんだかどんどん指が動くわ~。頭の中の言葉が指からキーボードへ移って、話す速度でどんどん出てくる。ちょっとここで休憩。

続きはまた明日。いつも書いていることなんだけど、常に言い続けないと、石鹸忘れられちゃうし。


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by akaboshi_tamiko | 2016-09-22 00:19 | 石けん/洗濯 | Trackback | Comments(6)
ある原稿を書いて送ったところ、意味が分からないという問い合わせの電話がかかってきた。

これは、日常的に食器を洗っている人なら、私のたとえ話でなんとなくわかることなのだけど、食器洗いをあまりやっていない人には実感がわかないことなのだと思う。

私の言いたいことは、必要な石鹸量より少なめの石鹸を使うと、汚れと石鹸が中途半端に結びついた、マヨネーズ状のネトネトしたもの「酸性石鹸」ができてしまうので、それを落とすのにさらに石鹸が必要になるということだ。

この石鹸と汚れが結びついた酸性石鹸、というのは、石鹸も汚れも、どちらも物質なので、重さがある。重さと重さは足すことができる。

では、5gの石鹸と5gの汚れを足せば10gの汚れ(酸性石鹸)ができるかというと、ことはそう簡単ではない。食器を洗っている現場では、当然そこに水があるし、石鹸と脂が結びついて流れていくものも当然ある。酸性石鹸として残るものもある。※1

また、食器洗いとなると、汚れの種類が多種多様で、家庭ごとに毎回違う。
カレー皿についた汚れ、冷ややっこを食べた皿の汚れ、豚のばら肉を盛りつけた皿の汚れ、どれも違う。同じグラム数だとしても、汚れの落ち方が全然違うし、石鹸の必要量も違ってくる。

だから、5g足す5gで10gの酸性石鹸がお皿に残留しますよ、なんてことは当然言えない。

pHや温度は足すことができない。pH4の物質とpH5の物質を足したらpH9になるなんてことはあり得ない。その物質の量も関係してくるし、pHの計算には対数を使う。

でも、そんな細かなことを指摘し始めると、訳が分からなくなって「石鹸って使うのがめんどくさい」と思われるのがオチだ。だから、そこまで詳しくは言及せず、たとえ話をすることにしている。詳細は省いて。
(この詳細を省くことの是非は、まあ、、、、きちんと説明しないといけないことではあるのだけど、対数だの、pHだの、石鹸の原料の油脂の話だの、そこまで言及するとたいていの人はめんどくさくてこんがらがる。なので省いているんだけどね…。科学的にはちょっとまずいのだけど、言いたいことが伝わればいいや、と思って…)

で、私が、詳細を省いて講演なんかでこんな話をする。
「例えば、の話ですが、5の汚れを5の石鹸で落とせるのに、4の石鹸しか使わない場合、5+4で9の酸性石鹸ができると思ってください。5とか6の石鹸を使えば全部きれいに落ちたはずなのに、少なく使うと別の余計な汚れ、酸性石鹸が発生するので、9の汚れを落とすのにまた石鹸が必要になります。そうならないためにも、必要と思っている量よりちょっと多めに使うほうがいいんです」というようなことを話すわけだ。※2

すると、漠然と「石鹸の使用量を減らしてどこが悪いの?減らしたほうが環境にいいじゃん!」と思ってた人も、「そうか、減らすと余計な汚れができるのか。それを落とすのにさらに石鹸が必要になるのか・・・」と、実際にネトネトを体験している人にはすんなり腑に落ちてくれるようだ。

ところが、これが意味が分からないと指摘を受けた。「これは重さのことですか?」と。

確かに5の汚れと5の石鹸って、グラムなのかなんなのか、私はあえて単位を入れなかった。だって5gの汚れでも、それが獣脂なのか植物油なのかケチャップなのかお酢なのかで、pH もべっとり具合も変わるし、落としやすさも変わってくるし。大まかな「汚れ」がそこにある、ということをイメージしてほしかったのだ。日常的に食器を洗うひとにはイメージしやすいと思う。

で、私は「これは重さですか?」と聞かれたときに、「(重さも入っているけれど、汚れとは重さだけでは表せないpH や粘度や洗う時の水温なども入ってくるので)厳密には重さではないです」と、括弧内の青字部分を省いてうっかり答えてしまった。
でも、もちろん、物質なので、重さの部分を足す部分もあるのだ。※3

しかし、うっかり「重さではない」と言った言葉がずっと質問者には残っていたらしく、このあとの話で、質問者はどうも、私がpHを問題にして、pH を足していると勘違いしたようだった。

そして私が説明をすると、くすっと笑って、「ああ、なんとなくわかりましたよ。でも、足してらっしゃるでしょ?」と。

だ~か~ら~、汚れと石鹸は物質だから重さがあるよ、重さと重さを足してどこが悪い!ビーカーの中での実験なら、そこに石鹸と汚れが混じったものが実際残るじゃないか。その汚れが油汚れがきちんと分解されて水に流れやすい形になっているのか、汚れがネトネトしたマヨネーズ状のものになっているのかは汚れの種類と、水の量や温度や石鹸の種類などの条件によって違うけどね。その条件って、ほんとに千差万別。だからそこをきっちり説明するのは、すごく大変なのだ。

という説明をしようにも、もう彼は私がpHを足すような計算をしていると思い込んで、ずっと私に「くすっ」と笑って接してくれた。

その後、請求書を出すとき名前の説明をしてくれたのだが、「えっと、わかるかな、カタカナのネじゃないほうの」と教えてくださった。
私が「しめすへん」と「ころもへん」を知らないと思ったのだ。なんせpH を足すような計算をする女だからな、と思ったのでしょう。

「えっと、わかるかなぁ? カタカナのネじゃないほうの」と言われたとき、はぁぁぁぁ…とため息をつきそうになったけど、まあいいよ。
いい教訓だった。誰かと話すとき、「えっと、わかるかなあ」という言葉は言わないほうがいいと、よくわかったしね。

まあ、私も言い方が悪かった点が多々あるのは認めている。うっかり「重さではないです」と言ってしまったし、「5の汚れと5の石鹸」という言い方は、確かに理系の人にはかえってわかりにくい言い方になる、というのはバリバリ理系の人と話をしてのちに学んだし。

例えばだけど、言い換え例として、
「例えば、xgの汚れを落とすのにygの石鹸量が必要だとします。でも、yよりやや少なめの量、y-a=zgの石鹸を使ったとします。そうすると、x+zの酸性石鹸ができます。」と書いたらわかるかなあ?
偉そうなこと書いてるけど、私は基本根っからの文系だから、理系の人に説明をするのは、基本苦手ではあるんですけどね・・・

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by akaboshi_tamiko | 2016-09-21 02:59 | 石けん/洗濯 | Trackback | Comments(0)