漫画家・赤星たみこの日記です。 

by akaboshi_tamiko

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女性ホルモン、すごい!

まずは、私の「今年の一文字」、あまり縁起のいい文字ではないですが、「病」か、「更」にしようかな、と思ってます。

「病」は、夫、新野がちょっと病気になりまして、それが結構な大病なので、詳しいことは書き始めると延々と長くなりそう。それで、きょうは割愛。いずれ闘病記も書こうかなと思っています。

私のほうは、今年になってすごく気持ちが落ち込むようになりました。夫の病気が病気なので、そのせいで落ち込んでいる、と思っていたのですが…。

そのほかにも足がかゆいので水虫かと思って三月頃病院へ行くと、水虫ではなく、アレルギーということで薬をもらったり、ちょっと歩いただけで心臓がバクバクするし、息切れがひどいので、それも調べてもらったら、特に悪いところはないとのこと。

7月頃になると足のかゆみはつま先から膝、太ももに移ってきました。カサカサするので乾燥しすぎ? それともダニかも?と思っていたんだけど、かゆみは夜だけ、という不思議な症状。

息切れしながら脚をかきむしるという状態が続き、そのうちホットフラッシュが出てきました!
げえっ!これは更年期の症状!?

そう、私の「今年の一文字」の「更」は、更年期の更です!
この歳で!?と自分でも驚くけど、やっぱり更年期症状だったんですよ、私の今年のいろんなトラブルは!

実は更年期の漫画を描いていて、その取材で村崎芙蓉子先生にインタビューさせてもらいました。

村崎先生はご自分の更年期の症状が激烈で、ひどいかゆみ、息切れとか、極端な乾燥とか、そういう症状が出たそうです。
それを聞きながら、あれっ、これは私も同じじゃん?
こ、これは更年期かも!と、早速、かかりつけの病院で相談して、ホルモン剤をもらいました。

そ~し~た~ら~~~~~!

ホルモン剤(貼るタイプ)を貼って1時間後には気持ちが少し明るくなってですね!
そして、2週間たったころには、気が付くと息切れしないし、脚がかゆくないんです!

ひゃ~~~、ホルモンすごい!

今はすごく気持ちも明るくなり、体調も良くなりました。超疲れやすかったのが、元気が出てきて、自分でもびっくりです。

漢方薬のほうが面倒がない(時間を気にしたりしなくてもまあまあ大丈夫だし)ので、そっち優先だったのですが、症状に合わせてホルモン剤もいいですね。

この話、また続きいろいろありますのでお楽しみに~。


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by akaboshi_tamiko | 2017-12-30 23:02 | 更年期 | Trackback | Comments(5)
来年早々の締め切りのネームはできた。あとは下描きを始めるだけだ!

しかし、今日は鎌倉物語を見に行って、堪能しました。帰ってきてから仕事もせずに、だらだらと落書きをしている。
NHK総合でやっていた「町工場の女」を見ながら。

町工場の女は、小さな町工場を経営していた父が亡くなり、娘がそのあとを引き継いだあとの悲喜こもごも。

陸王と被る部分があるとか、似ている、とか言われていたらしいですが、いやいや、町工場を取り巻く様々な問題や、リーマンショックなど、リアリティのある設定で、面白かった。

陸王も面白かったけど、盛り上げよう、盛り上げようとする演出がかなり過剰に感じて、もっと軽くやってくれれば感動したのになあ…と思うところが多々あった。

町工場の女は、演出がちょっとあっさりしすぎ、と思うくらい、淡々と話が進んだ。それはそれですっきりして、感動もジワジワくるし、私はこういうあっさり系演出が好きだな。

鎌倉物語は原作の漫画が長期連載なので、膨大なエピソードがある。それをうまくまとめて、過剰にならず、薄くもならず、ちょうどいい濃さに仕上げました、という感じ。

キャストも豪華! 三丁目の夕日のキャストが贅沢に出てきて、おお、ここにこの人が! とニヤリ、クスリとしたり。

先生が倒れて、妻の明子が涙を流すシーン、後ろの席の男性は「ンガッ!」と鼻を鳴らして泣いていた。うん、確かに私もちょっとグッと来てたんだけどね。(ンガッ!というのは、嗚咽、ですかね)

と、こんな風に久々に楽しんでいるので、下描きの神様は降りてこないんだな…。
神様、降りてきてください、よろしくお願いいたします…。

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by akaboshi_tamiko | 2017-12-30 00:19 | 読んだ観た聴いた | Trackback | Comments(0)

忖度と斟酌

今年は忖度という言葉が流行りました。
web辞書によると 

そん たく [1] [0] 【忖度】

( 名 ) スル
〔「忖」も「度」もはかる意〕
他人の気持ちをおしはかること。推察。 「相手の心中を-する」

とあります。

似た言葉として 押し当て 臆度(おくたく) 推測 推考 があり、押し当ては「当て推量」という解説がありました。

うーん、忖度って、当て推量で相手の気持ちを推し量る、ということですが、今の意味だと、推し量って、そのあとさらに、相手に対して有利に事が運ぶよう何かしてあげる、というところまで含まれてませんか?

例えばAさんが、Bさんの気持ちを推し量って、「おなかすいているんだろうな」と思って、相手に都合のいいように、もり蕎麦のみならずかけ蕎麦も注文してあげて、料金もはらってあげる、とかね。

推し量るまでなら、それはいいことでも悪いことでもなく、ただ推理しただけ。
でも、忖度という言葉には、推理した相手の気持ちに沿うよう、都合をつけてあげる、相手に有利になるようなことをしてあげる、というところまで含まれているような気がします。

それは「斟酌する」というのではないか? と思うんですが。

しん しゃく [1] [0] 【斟酌】

( 名 ) スル
〔「斟」も「酌」も汲(く)む意〕
①相手の事情・心情などをくみとること。 「相手の立場を-して裁定を下す」
②手加減すること。手ごころ。 「採点に-を加える」
③条件などを考え合わせて,適当に取捨選択すること。 「虚心にこれを-商量すべきことなり/西国立志編 正直」
④遠慮すること。ためらい。 「 -せず推返(おしかえ)し言へば/五重塔 露伴」

そう思って、ちょっと検索したら、忖度と斟酌の違いについて面白いサイトを見つけました。
日本語、どうでしょう? というサイトの第354回「斟酌」と「忖度」 です。

昔は斟酌もただ相手の事情や信条をくみ取ること、という意味だけだったのに、手心を加えて有利な計らいをしてあげること、というところまで意味がどんどん拡大していったんだそうです。

今、忖度で起きているのと同じ現象が、明治時代に起きていたんですね。面白いなあ。

言葉って、どんどん変化している、とはいえ、変化がすべて正しいということになると、言葉の意味がどんどん変わっていくような気がしますが、いいのかな。悪いのかな。



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by akaboshi_tamiko | 2017-12-28 11:32 | 言葉 | Trackback | Comments(0)
オーダーメイドの靴ってあこがれませんか?
でも、お店に入るだけでも敷居が高い気がしますが、ギャラリーRom Maai で開催中の靴展に行けば、手作り靴が見られます! 
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この美しく輝く完全手作りの靴も販売中!ご相談ご注文もありです!
靴を作る革も展示してありました。
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道具も! 職人さんの使い込まれた道具と、作る過程のビデオも展示してありました。
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すごい手間、すごい技術、靴づくりにはまる人たちがいるというのもわかります。(稲盛靴店では、手作り靴の教室もやってます。詳しくは直接お尋ねください)
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k今夜(2017年12月24日)夜8時まで開催中です。
ギャラリーRom Maai
新宿区南町17 
都営大江戸線A1出口から徒歩5分
JR市ヶ谷から徒歩10分
です!

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by akaboshi_tamiko | 2017-12-24 12:24 | 行ってきました | Trackback | Comments(0)
昨日の記事で紹介した俳句

山眠り火種のごとく妻が居り 村越化石

これの「火種」というのをどうとらえるかで、俳句の意味が全然違ってくるんですね。

私と夫は「火種」を不穏なものとしてとらえたんだけど、一般的には「暖かいもの」としてとらえる人のほうが多いのかも。

友人の黒豆さんは「私はむしろあったかい句なのではと思いました」と感想をくれました。
「冬になって寒い夜だけど、小さな火種くらいだが、そばに心を暖めてくれる妻がいてくれる」という風にとったとのこと。

そうかー、うちの場合は、夫は消防士の息子で、小さなころから「火種」は危ないもの、すぐ消さねばならないもの、という薫陶を受けて育っているので、火種からすぐに「怖ろしい…」となったようです。

私も元々「火種」は「戦争の火種」「いさかいの元」というようなイメージがあるのです。
ガスの種火、とか、種火がついている、というように、種と火が逆になっていると、ぬくもりのある小さな焔に感じるんだけど、「火種」はヤバいもの、って感じです。

黒豆さんがもう一つブログを紹介してくれました。
村越化石自選句集『籠枕』
このブログには、句集『籠枕』の解説と、「山眠る…」について村越化石氏が言及している部分があって、これもまた「いつも温かみをもっていてくれる妻への感謝の句」とありました。

そうか~~、あたたかな感謝の句を、夫婦二人して「諍いの句」と解釈してしまうのは、我々夫婦の日常がしのばれますね!
って、そういうわけじゃないんだけど、うちは二人ともなぜか「火種」を危険なものとしてとらえていたのが、似たもの夫婦なんですかねー。

俳句の解釈はいろいろあって面白い!

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by akaboshi_tamiko | 2017-12-22 21:01 | 読んだ観た聴いた | Trackback | Comments(0)

な、なにがあった!?

TBSのプレバトで俳句講座が人気だ。
夏井いつき先生の歯に衣着せない批評がまた人気に拍車をかける。

プレバトのおかげで、私と夫もがぜん俳句に興味を持ち始めた。歳時記なんか買ってきて、暇なときはパラパラめくっている。

その中で、「山眠る」という冬の季語の項に、ものすごく衝撃的な句を見つけた。
いや、、、、これを読んだらすぐに「こ、こわっ!」という言葉が漏れたくらいだ。夫にも話すと、「うわああ!なんだそれ! こええ! 一体何があったんだ!!??」と、おびえた声を出した。

山眠る、という、森閑とした雰囲気の季語を使った一句がなぜそれほどにも我々夫婦を恐怖に陥れたのか!
一体どんな句なのか!?

いや……、これがですね、ほんとに怖いんですよ…。内面にくすぶっている黒い怒りの炎が見えるというか……。





山眠り火種のごとく妻が居り    村越化石



静かな、寒い山。すべてが眠り込んだように森閑とした静寂の中に、火種のごとく妻が…そこに居る

奥さん、何を怒っている…? 火種のごとくって…。
熱いマグマのような怒りを心の中に抱えている妻と、静かな寒い寒い山の対比。

妻にそんな怒りを抱かせるとは…! 一体何があったんだ!? 何がそんなに彼女を怒らせたのだ!?

しかも、妻はプンプンと怒っているわけではない。怒りを心の奥に静かにためて、それが火種のごとく、チロチロと燃えているのだ。背後にある深い大きな山よりも、もっと大きな怒りがそこにある…

だからこそ、うちの夫婦は、これを読んで、二人とも恐怖を感じたのです。

我々夫婦ほどの恐怖を感じない人ももちろんいると思いますが、いやーーー、私たちこの句を読んで、心の底から怖いと感じました。

実はこれ、車の中で、夫が運転しているときに私が「こんな句があるよ」と読んで聞かせたのですが、オット、本当に肝が冷えたようで「うわ、こえええ」とおびえた声を出したのです。ああ、首都高に入る前でよかった…。私は、高速道路を運転しているときにこんなに動揺させちゃいかんと、反省もしたのでした。

それにしても、村越化石という人はどんな俳人なのか、ちょっとググってみたら、

村越 化石(むらこし かせき 1922年12月17日ー2014年3月8日)は、静岡県出身の俳人。本名・英彦(ひでひこ)。ハンセン病とその後遺症と闘いながら句作を続け「魂の俳人」と呼ばれた。 

とありました。
魂の俳人…。確かに…。ほかの句も読みたくなりました。



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by akaboshi_tamiko | 2017-12-22 01:41 | 読んだ観た聴いた | Trackback | Comments(0)

ボディとバディ

いつのころからか、ナイスボディを「ナイスバディ」と言わねばならなくなった。

いや、どう発音してもいいんだけど、何年か前にテレビのトーク番組かなんかで、中高年の出演者が「ナイスボディ」と言ったのを、「やーだ、ボディだって! バディよ、バディ」と、若いタレントさんが訂正していたのを覚えている。

でも、きっとその若いタレントさんたちはボディブローのことはバディブローとは言わないと思うな。
body and soul も慣用句として定着しているけど、これもボディアンドソウルで、バディアンドソウルと言ってる人は聞いたことがない。
ワインのコクを意味するボディも、バディと言っているひとはまだ見かけない。

body の発音記号は[bɑ́di]だから、あえてカタカナにすればバディが近いとは思うけど、なんでナイスがついたときだけバディになるのか、ほかの時はボディのままなのか、不思議~。

と、なぜこんなことを思ったのかというと、テレビ朝日の「相棒」を見ながら、夫が「相棒って英語でなんて言うの?」と聞くので、「相棒は、buddy かな」(発音は[
bʌ́di]バディ)と答えた時に、ふとナイスバディの話を思い出したのでした。

昔むか~~~し、若いころにアメリカ英語の発音がわからなくて、特に 
ɑ́ と ʌ́ が聞きわけられず、発音もできず、苦労したことがあります。いや、今もだけど。 それに、ə́ːrとɑ́も辛い。

日本語はカタカナで音を表現することができるので、便利は便利だけど、バとボの中間みたいな音をどう表現するか、だれか考えてくれないかなあ。

明治時代に、ビとヴィの違いを聞き分けちゃんと文字で表現してくれた森鴎外(だったかな?夏目漱石だったかもしれない。どっちだったかうろ覚えですが)。耳がよかったんでしょうねえ。

ビ、ヴィという表記のおかげでb音とv音の違いが耳だけでなく目でもわかるようになったと思う。

bɑ́とbʌ́の音も違う文字で表記してあれば、もっと発音しやすくなるのになあ…。



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by akaboshi_tamiko | 2017-12-14 16:52 | 言葉 | Trackback | Comments(2)
11月の終わりから角界に起きた不祥事で、テレビはどれもその話題ばかり。
それも、本人や当事者がきちんと出てきて話をしているわけではないので、うちの田舎(宮崎県)の言葉でいうところの「げなげな話し」ばかりだ。

「げなげな話し」というのは、「○○さんて××したげな(したらしいよ)」という風に使う。「げな」は推量、推測の接尾語。「げなげな話し」とは「ほんとかどうかわからない話」のことである。

その「げなげな話し」レベルの報道が、ずーーーーーーーっと、毎日毎日続いていて、もううんざり。チャンネルを変えても同じネタをやっているので、もう最近はテレビではなくDVDを見ている。

うちにあるDVDをあれこれ見ていたけど、20年前のドラマ「ER」を見ることにした。
全シリーズを一応持っているのだけど、後半は恋愛がらみの話がかなりドロドロなのでちょっといやになる。それで、一番好きな第2と第3シーズンを見ることにした。

久々に見るとこれが面白い! やっぱり伝説の医療ドラマだ。いいものはいいですなあ。よかった、よかった。

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by akaboshi_tamiko | 2017-12-07 15:54 | 時事 | Trackback | Comments(0)