漫画家・赤星たみこの日記です。 

by akaboshi_tamiko
日本の洗濯機は攪拌力がどんどん弱くなっていると思います。
80年代前半までの全自動洗濯機は、今の弱弱しい攪拌ではなく、ガガーーッ‼ガガーーッ‼という、大きな音を立て、ふたを開けるとしぶきが外に飛び出るくらい、力強い攪拌力がありました。

ところが、80年代半ばを過ぎたころから、洗濯機に「静音」機能が追加されました。
集合住宅で、夜の洗濯は近所迷惑になる、10時以降は洗濯しないのがマナーだ、というようなことが都会を中心に言われはじめ、夜しか洗濯できない家庭が困るようになり、静かさを売りにする洗濯機が開発されたのです。

静かになる、ということは、結果的に攪拌力も弱くなるのだと思います。強く勢いよく回るより、ゆっくり回るほうが音は小さくなるでしょう。そうして80年代後半から洗濯機の攪拌力が少しずつ弱くなっていきました。

攪拌力が弱くなると汚れ落ちが悪くなります。そうすると、一度でも着た服は、すぐ洗わないと襟や袖口の汚れ(特に皮脂汚れ)が落ちにくくなりました。

おかげで、着たらすぐ洗う、という習慣が定着してきます。
すると、どうしても洗濯の回数が増えます

洗濯の回数が増えれば増えるほど、衣類は傷みます。

そうすると、90年代になったころから「衣類が傷みません」という「弱水流」を謳う洗濯機も登場。ますます攪拌力が弱まり、洗浄力が落ち、さらに洗う回数が増える、という悪循環。

そして、昨日も書きましたが、ここに「節水」が追加され、洗う水量がどんどん減ってきました。

これでは十分な汚れ落としは期待できません。

これで日本の衣類はどんどん臭くなっているんですね。
海外の洗濯機を何種類か使わせてもらいましたが、どれも日本のものより攪拌力が強く、ガーッ‼ガーッ‼と回ってくれます。
韓国製の全自動を使っている家では、音が大きいと言ってましたが、それはあの攪拌力では当然だと思います。

韓国の家屋は日本の家屋より壁が厚いようなので、多少の音が出ても大丈夫なのでしょう。
あと、アメリカとイギリスとドイツとオーストラリアで洗濯をさせてもらったけど、どれも音が大きく攪拌力が強い機種ばかりでした。

日本の洗濯機は私が知る限り、攪拌力が世界一ソフトです。これでは十分な汚れ落としは期待できません。(と、二度言っておきます)

じゃあ、そんな弱水流の洗濯機でどうやって洗えばいいのか、という質問をよく受けますが、それはまた明日。
すみません、きょうは力尽きました…。





[PR]
# by akaboshi_tamiko | 2017-04-12 19:30 | 石けん/洗濯 | Trackback | Comments(0)
バスタオル、臭い で検索すると、いや、びっくり! 多くの人たちがニオイに悩んでいるようです。

子供のころは今ほどバスタオルのニオイって、言われてなかったし、部屋干し臭という言葉もなかったのに、90年代の半ば過ぎくらいから言われるようになりました。

これは洗濯機の攪拌力の変化(どんどん弱くなっている)が大きな原因ではないかと私は考えています。

実際、私の周りの70年代~80年代前半の全自動洗濯機を知っている人たちは、「昔の全自動はガーーーーッて回ってたよねー」とか「昔の洗濯機は飛沫が飛んでたよねー」という思い出を語ってくれます。

特に、私が知る限り、95年以降に作られた洗濯機はものすごく攪拌力が弱くなっていると思います。

さらに、2000年代に入ると、これに節水が入ってきました。
極端な節水機能のおかげで、洗濯が終わった後にふたを開けてみると衣類が濡れていない(乾いたままで、要するに洗濯液が衣類にかかってない状態)という機種まで出てきました。(友人宅の洗濯機がそれでした)

それは、、、、節水はしているけど、洗濯はしていない、ということです。

節水も大事ですが、洗濯というのは衣類の汚れを落とすことが目的です。汚れを落とすためには衣類が全部洗濯液の中に浸かり、水中へ汚れが分散しないとダメです。その際、衣類が全部濡れていないというのは論外ですし、あまりにも少ない洗濯液なので、汚れの濃度が高くなって、汚れ落ちが悪くなる、ということも起きています。

今、日本で売られている洗濯機で洗濯をする人は、「汚れが落ちていなくて汚れが蓄積していくこと」「ニオイが出てしまうこと」を、普通のこととして受け入れているようです。そういうものだ、とあきらめているみたい。

ちゃんとした浴比(洗濯もの1㎏に対してどれくらいの水を使うかの比率)で、ちゃんと洗剤やせっけんを溶かして洗えば、ニオイのない、ふわふわのバスタオルが手に入るのに、、、、

除菌や殺菌、いろんなことをしなくてはだめだ、と思い込まされています。

詳しいことは、私の本を読んでいただければ詳しく解説しています。(浴比についても本に出ています)
図書館でもいいですから、一度借りて読んでみてください。目から鱗だと思います。
セスキ&石けんでスッキリ快適生活

きれいに暮らす簡単石けん生活―洗濯物が真っ白、台所ぴかぴか…シンプル家事のすすめ

赤星たみこの石けん達人 
(漫画です。kindle版もあります)

気持ちよく暮らす簡単家事生活

[PR]
# by akaboshi_tamiko | 2017-04-11 19:19 | Trackback | Comments(0)

石けんの話、続きです

うちのバスタオルは体を拭いても嫌なにおいがしません。
それも2回、3回と使っても、まったく嫌なにおいがしないのです。

体をふいたバスタオルを脱衣所のタオル掛けにかけておくと、翌日はからりと乾いていて、無臭だしふんわりしているし、何度も使っています。が、それを言うと「うわ~、信じられない!」「臭くないの??」と驚かれることがあります。

バスタオルは臭うものだ、と思い込んでいる人が多くてびっくりしています。

もうずいぶん前のCMですが、ある合成洗剤のCMで、「部屋干しするとにおいませんか? あれは落ちきれなかった皮脂汚れにバクテリアが繁殖して臭うのです」というセリフがありました。

そう、皮脂汚れがちゃんと落ちていれば、バクテリアも繁殖せず、ニオイも出ないのです。
うちのタオルが臭くないのは、ちゃんと汚れが落ちているから。

それは、石けんをよ~~~~~~~~~く溶かしてから洗濯しているから。

石けんでも合成洗剤でも、よ~~~~~~く溶かしてから洗濯すると、汚れ落ちがものすごくよくなります。
よく溶かした石けん液で洗濯したバスタオルは、ふんわりしてにおいもなくて、お風呂上がりの体の水滴をスッと吸い取ってくれて、体がさらりとします。

バスタオルから合成洗剤の香料や柔軟剤の香料がいい香りが漂っていても、体をふいて濡れると、なんだか嫌な臭いがしてくる…。そんな経験はありませんか?

乾いた状態だとわからなかったニオイが、濡れるとパーッと立ち上ってくるのです。

でもね、汚れがちゃんと落ちていると、においません。
洗剤を変えたり、漂白剤や消毒液や殺菌剤を使うより、洗剤や石けんをよ~~~~~~く溶かすことのほうが絶対に効果ありますからね!



[PR]
# by akaboshi_tamiko | 2017-04-10 23:48 | 石けん/洗濯 | Trackback | Comments(0)