声を荒げる
「声をあららげる」という表記ばかりになっているのが、とても気になる。
声を荒げる(あらげる) というのが普通だったはずなのに、どうして今は「声を荒らげる(あららげる)」と、「ら」が一つ多くなってしまったのだろう?
「あらげる」で変換すると、ちゃんと「荒げる」となる。
が、「あららげる」で変換しても「荒らげる」という変換になる。
でも、やっぱり声は「荒げる」のだと思うのだけど。
荒らげる、という言い方もありだったのだろうか?
最近の流行なのだろうか?
友達が調べてくれました。
Hurryさん、ありがとう!
以下、ミクシーのほうについたコメントをこちらにも転載します。
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ネットにある大辞泉に以下の記述があります。
1. あらら・げる【荒らげる】
[動ガ下一]あらら・ぐ[ガ下二]声や態度などを荒くする。荒々しくする。「言葉を―・げる」◆あら・げる【荒げる】 近年「声をあらげる」とすることもあるが、誤り。
[動ガ下一]「あららげる(荒らげる)」の誤用。
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ネットの大辞林では あら・げる3 【荒げる】
(動ガ下一)
あららげる。
・ 声を―・げる
〔補説〕 本来は「あららげる」
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日本語大辞典 第二版 講談社 1995 には
あらげる 荒げる 声などを荒くする。乱暴にする。 raise one's voice
あららげる 荒らげる。 荒くする。raise [用例]ことばを-
とあります。
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角川必携国語辞典 1995 には記載なし。
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Hurryさん、ありがとう!
はっきり、荒らげる(アララゲル)が正解で、荒げる(アラゲル)が誤用だ、と書いているところもあれば、荒げる(アラゲル)を正しい用例として載せているところもあります。
でも、荒らげる(アララゲル)は、昔は使われていた、ということなのでしょう。
どちらが正しいのか、私には決めかねますが、アララゲルと言っている若いニュースキャスターやレポーターを見て、目くじら立てなくてすむようになりました。(*^_^*)

「荒らぐ(あららぐ) 口語 荒らげる(あららげる)」が載っているだけで、「荒げる(あらげる)」は、影も形もないですねえ。
「荒げる」は、「荒らげる」が略された、案外新しい表現(または、俗語としては昔から使用されていたが、辞書には採録されていなかった)なのかも知れません(^^)。
アナウンサーといえば、よくリスナーなどの投稿の中に出て来る「家のお父さんが」といった表現を、まずほとんど漢字のまま「いえのおとうさんが」と読むのですが、あれが気になって仕方ありません。
どう考えても、「家」と書いて「うち」と読んでもらいたいという文脈だと思うのですがねえ。
「いえのお袋がさあ」
とは言いませんよねえ、ふつう。
(南こうせつも「うちのお父さんが〜♪」と歌ってることですし(^^))

咲と申します。
「荒げる」と言う言葉はある意味での新しい日本語なのかと、しみじみ思いました。「ら」抜け言葉の一つなのでしょうか。
私のことを少しだけお話させてください。
先生のことを存じ上げるきっかけになったのは父の影響なのです。
私の本籍は日之影です。
今は大学の都合で、仙台市にすんでいるのですが。
父は先生と同じ高校で先生の一番親しかった方と友達だったようです。
絵を描くことが大好きだった私に、そんな父は同郷の赤星先生のお話を私にいつもしておりました。
最近は執筆や脚本でもお仕事をしていらっしゃる先生をみて、自分ももっといろんなことに興味を持ち精進しなくてはならないな、と感じます。
どうか寒い日々が続きますがご自愛なさってください。
応援しております。
咲

うちのお父さん、懐かしいです!! 汗をかいたので、一休み♪ 薪割りは疲れますね、お父さん♪ ああ、ソラで最後まで歌える~(*^_^*)
ありがとうございます!
お父様は、私と同学年だったのでしょうか?
できましたら、http://www.akaboshi.com のトップページの左下にメールフォームがありますので、メールをいただけたら幸いです。

日本語教師を目指して勉強してました。
今日、初めてホームページ拝見しました。すばらしい!これからいろいろ教わります。
初めまして! いや~、私の世代はなぜか「アラゲル」が主流だったようで、アララゲルは、きっと、「荒い/アラ・イ」「荒れる/ア・レル」という語幹と送り仮名の混同から来ているのだと思ってました。
でも、アララゲルが正しい本来の使い方なんですねぇ。
いくつになっても知らないことが増えるばかりですが、知らないことを知るのは、また楽しいですね(*^_^*)