雪国の不思議
ひとつは、こんなに雪が積もっているのに、チェーンを巻いた車が一台もない!! と、超びっくり!! >これ、20年前のはなしですが、本格的な雪国でチェーンをいちいち巻くのなんて、しないんだって。
雪が降り始めるころに、夏タイヤから冬タイヤ(当時はスパイクタイヤで、今はスタッドレスタイヤ)に全部交換するんだそうです。(と、こういうことにいちいち驚くのが南国育ちですね)
雪が降っていると、チェーンを巻いた車がガラガラと大きな音を立てて走っている、というイメージしかもっていなかったので、北海道の空港で、夫(当時はまだ結婚前のフィアンセ、という立場)に、「チェーン巻いてないじゃん!!」と言ったら、私がなぜ驚いているのか、意味がわからなかったみたい。
雪=チェーンって、極寒の地じゃない、暖かい地方の人がもつイメージだったのねえ…。
そして、もうひとつの不思議は、道路にうずたかく積もった雪に、触った跡がまったく無い!! ということ。不思議~~~!!
雪が積もると、絶対子供は浮かれて触るでしょ!! 指の跡がついているはずでしょ!! なんで北海道の子供は雪を触らないの!!?? と驚きましたよ。
「旭川の子供は雪が降ってもうれしくないの?」と聞いたら、「別にうれしくないよ」との答え。これにはびっくり!
でも、去年の11月に旭川へきたとき、そのときちょこっと雪が積もりました。
そのときは子供たちも喜んで足あとをつけたり小さな雪だるまを作ったり、積もったばかりの道端の雪に足あとをつけたりしてたみたい。 (なんだ、初雪のときはやるんだ)
でも、11月からずっと毎日雪が降ると、そういう新鮮さはすぐになくなってしまう。
通常、私が北海道へ里帰りするのはお正月ごろなので、そのころにはさすがに旭川の子供たちは雪に飽きている、だから雪を触らない、というわけ。
飽きるほど雪を見ている旭川の子供と、ちょっとでも積もったら大喜びして触りまくる宮崎の子供。同じ日本人でもこんなに違うんだなー。