昭和の臭いのするカップル
元日記を消すことにしました。
この日記に、さまざまな意見が寄せられました。
今まで、どんなご意見もありがたく受け止め、削除や編集はせずに来ましたが、日記の主旨と違う流れになってきたので、この日記そのものを削除することにしました。
読者に違和感を与える文章を書く、というのは、漫画家やエッセイストや小説家としては一つの目的地点ですから、それを書いたことに意見を言われても別に気にしませんし、逆にうれしいことです。
不快感がある、と言われるのは、これもまた内容によってはめざす地点ですから気にしませんが、場合によっては書き直すこともあります。特に、私が批評したご本人からそういう意見が出た場合は、意見交換をし、お互いが納得した上で書き直すこともあります。
有名人、芸能人を批判する記事、皮肉たっぷりにからかう記事、というのは、私は本人が見るであろうことをいつも想定して書いています。また、赤星たみこという実名で書いているのは、ご本人や周りのプロダクションなどから異論反論を受けるであろうリスクもあり、当然それを承知して書いているのです。
ブログを実名ではなく、ハンドルネームで書く人、コメントをハンドルネームで書く人よりも、リスクを受ける覚悟は出来ています。
元記事には最近復縁・結婚したカップルの来ていた服について私の思っていることをかきましたが、その服の印象、そして彼らが絶大な人気を誇っていたときの日本の状況(いわゆるバブル時代、巷にはペアルックがあふれていた時代)を、まさに同じ世代として生きてきた私が、懐かしさと、そしてちょっぴり感じる恥ずかしさ(青春時代って、どんな人もあとで思い出すと恥ずかしいことがたくさんありますからね)を思い起こして書いたものです。
自分自身と批評の対象者とを重ねて書く、というのはエッセイの一つのスタイルです。
しかし、私のこのスタイルが気に入らない、違和感がある(人がいても全然かまいませんが)人と、気に入ってくださる人、もしくは私のスタイルや文章は特に好きではないけれど反論の書き方に違和感がある人、との間で論争が起きるのは、私の本意ではありません。
ということで、この記事を全部消してしまうことにしました。
今後は、コメントを承認制にすることも考えています。
それは、異論反論を受け付けない、という意味ではなく、日記の主旨と違う方向への議論を防ぐためです。
承認制にしても、私は必ずそのコメントを読みますから、どんなご意見も、私の糧とさせていただきます。