出窓の断熱
http://otona.yomiuri.co.jp/life/ecolife/20091203_01.htm
記事中の写真が小さすぎてわかりにくいということで、こちらで大きな写真でアップいたします。
出窓が寒い、というお宅、ぜひ参考にしてください。
まず、完成形をお見せします。
普通の出窓にプラスチックダンボールという板を湾曲させて入れただけです。
これで窓ガラスの内側に一枚の板が入り、板とガラスの間の空気の層が断熱効果を生みます。
しかし、それだけではまだダメ。
出窓って、古いものだとあの出っ張った部分の天井部部分とか底面部分に断熱材が入ってないんです!
最新の家の出窓には断熱材が入っているそうですが、93年に建てた我が家の出窓には入ってなかったんです。寒かった~~~。
というわけで、底面にも断熱材を入れることにしました。天井部分も入れたかったけれど、これは万が一釘うちに失敗したら、雨が漏るかも、と思って、天井部分はやめておきました。とりあえず底面とガラス面が断熱されればいいだろう、と。
まずは出窓の形に合わせて木枠を入れます。
出窓の底面が台形なので、角度をつけて木を切らねばなりません。でも、設計図を描いてホームセンターで切ってもらえば大丈夫。
一番難しいのが、サイズを測ること、ですね。
その木枠の内側に断熱材を入れます。
断熱材の上に化粧板を張ります。
もともとの出窓と同じ柄の木目プリント合板(2~3ミリの薄いものです)を貼ります。
これは置いただけで釘打ちしていません。(置くだけなので、賃貸の家でも大丈夫! 賃貸住宅でガラス面までは手が出ないと思う方も、底面だけでも断熱すると、少しは温かだと思います。)
ちゃんとしたつくりなら、木枠部分の白木色の所にも化粧板を貼るんでしょうが、面倒なので露出したままです。ま、素人仕事ですし。自宅だし。
出窓の真ん中、ガラスのすぐそばに突っ張り棒を設置します。
これはあとでプラスチックダンボールという板を湾曲させて入れるので、それを支える支柱になるのです。
言葉ではわかりにくいので写真をどうぞ。
この半透明の白い板がプラスチックダンボールというもので、軽くて湾曲する板です。本当は、出窓の形に合わせてアクリル板を入れようかと思ったのですが、それはとても面倒なので、こういう軽くて曲がる板を入れることにしたわけです。
その際、プラスチックダンボールが窓ガラスにぴったりくっつかないよう、支柱を入れました。
プラスチックダンボールを押さえるやりかたは、壁に角材をうちつけて、それに釘を打って押さえる、というやりかた。
もし、賃貸の家の出窓の場合は、角材を打ちつけるのは出来ないかもしれません。
そういう場合は、角材の位置に突っ張り棒を立てて、その隙間にプラスチックダンボールをはさんでもいいかも。
図解するとこんな感じ。
ちょっと難しいかもしれませんが、突っ張り棒を立てる位置によって、プラスチックダンボールを押さえることは可能だと思います。
外観はこうです。
外から見ても怪しい感じはないでしょ?
この二重窓にしてから、この部屋はすごく暖かくなりました。
断熱は大事ですね!
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