旭川帰省
夫の両親が二人とも大病をしたので、私の母をお見舞いがてら連れて行った。
私の母も高齢だし、一生のうち一度は北海道のさわやかな気候を体験させてあげたい、という思いもあった。
しかし、帰省している間、ほとんどが曇天と小雨!! こんな気候は結婚して23年間、初めてのことだ。梅雨のない北海道なのに、なんとなく梅雨っぽくなっているのだそうだ。
しかし、そんな天候でも、宮崎から来た私の母は「空気がサラサラしているねー。気持ちいいねえ」と嬉しそう。
私も夫も、夫の家族もしっとりと汗をかき、「蒸すねえ」と言っている中、母は厚手の肌着、冬ズボンで「涼しいねえ」と言うのだった。
確かに気温そのものは22~26℃くらいで、東京の34度とか30度に比べると涼しいのだが、湿度が70~90%あった。
そんなべたべたした気候も、やはり地球温暖化の影響だろう。梅雨のない北海道までもがここ数年、夏の初めに曇天、小雨模様という天候になっているそうだ。
来た当初の美瑛。曇り空で、どんよりしている。

帰る日。
空港へ向う途中。同じ美瑛で。まだ雲は多いけれど湿度が下がりカラッとしている。日差しが強い。でも日陰はひんやりサラサラという、北海道特有のさわやかな日になった。

日差しが強いので影のつき方が違う。これが本来の北海道なのだ、お母さん、よかったね、最後に体験できて。