胸を小さく見せたい人は多い
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/13/news006.htmlというコラムを読んで、うーん、そんなに不思議なのかと、逆に驚いた。
着物のときは前に出っ張っている胸よりスッと平かな胸のほうがかっこいいし。
そもそも巨乳のほうがかっこいいというのは日本の基準じゃないでしょう?
それと、若い世代はわからないけれど、中高年になると体の厚みを少しでも薄くしたいと思う人はかなりたくさんいると思う。
胸も前に出ている、おなかも前に出ている、そんな体形の人は、少しでも薄く見せたいものなのだ。
体を薄く見せるための下着(ガードル)に関しては誰も不思議がらない。でもブラで薄く平に見せたいとなると、みんななぜあんなにも不思議がるのだろう?
昔はお尻を大きく見せるバッスルスタイルというものがあった。でも現代日本(いや、欧米でも)ではまったく見かけなくなった。 今はお尻を小さく見せようとするくらいだ。
それに関して、「なぜ小さく見せようとするのだ、もったいない」とか、「大きいお尻が悩みなんて贅沢だ」などという人は、今はいない。
胸は未だに「大きいほうがいいじゃん」「小さい人よりいいじゃん」「小さくするなんて贅沢だ」と言われている。
そんなに大きいほうがいいのか?
最近のブラは、胸を形良く前に突き出してくれるように出来ている。
体の厚みを少しでも薄くしたいのに、厚みがどんどん増すのは、中高年にとってあんまり嬉しくないのだ。
そりゃあ、体がほっそりして体脂肪率も20%以下で、それで胸がスッと前に出ているのならかっこいいだろう。洋服を着るためには。
だけど、胸が大きい人って、たいてい体脂肪率も高い。ほっそりして胸だけでかい、という人でも、実は体脂肪率は高い。だから若いころ胸が大きい人は、中高年になってからおなかが出たりお尻が出たりウエストや太ももに脂肪がたっぷり付きやすい。
ウエストも太もももゆるゆるたぷたぷしていると、胸を多少押さえてペタンコにして小さく見せるくらいのほうが全体のシルエットがほっそり見えるのだ。
中高年だけがそんな風に思うのかというと、若い人でも全体のシルエットを考えてほっそり見せたい、と言う人も多いはずだ。
ただ、胸を小さくしたい、と巨乳の人が訴えるのは、どんなに言葉を尽くしても「もったいない」「贅沢な悩みだ」とか言われて、本質を理解してもらうことはとてもとても困難だ。理解してもらうことは多分、不可能なんだと思う。
え~、参考までに浴衣のイラストアップ。ピクシブにアップしたものです。

さて、胸元アップ。スッとした胸元。

↓↓↓こちらは巨乳バージョン。↓↓こちらが好き、と言う人もいるにはいる。その需要があるのは認める。でも女子的にはスッとしているほうがいい、という人は多いと思うなー。


yamada.yutaka@gmail.com
ブログ名:「Funny Restaurant 犬とレストランとイタリア料理」
こんにちは。小さく見せるブラが売れているそうです。これは、ある意味ではユニセックスのようなノン・アグレッシブなスタンスではないと思う。中性的イメージで良しとするのではなく、あえて誇張するなら「女性性」の否定、とすると言い過ぎでしょうか。「女性生」の否定といえば、最近これに関係するひどい事件が頻々として起こっています。そうです、たとえば幼児虐待などです。ブラなら、価値観の転換といって済ませられますが、幼児虐待それも、殺人にまでつながるような最近の変化は見逃すことができません。しかし、こうした都市部における変化などについては、ドラッカー氏が数十年も前から予測していて、その処方せんも提示しています。詳細は是非私のブログをご覧になってください。
胸を小さく見せるブラに関しては、単に、yutakarlsonさんが後半でおっしゃるように「一見小さなニーズでも、確実にあるのであれば、実際に開発して販売してみれば、大成功するという格好の事例である」と思います。
胸が少しでも膨らんできたときにそれを隠そうとする、大きな胸をまったく無かったことにする、というのであれば、それは「女性性の否定」になると思いますが、このブラはサイズを見ると、とにかく大きすぎる(と感じている)人が使うものです。
社会全体の価値観が変化していることは私も認めますが、このブラに関しては「それと結びつけるのはちょっと違う」と思います。