アートを楽しむ6つの扉 その1
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今日の講座は
簡単にわかる! 知っておきたい『美術の知識』
ルネッサンスから現代アートまでの歴史を面白くわかりやすく解説してくれて、基本的な美術の知識を教えてくれました。
私はいつも「美術って、そんな難しくないよ」「知識要らないから。好きか嫌いかだけでいいから」と言って、友人知人や家族を美術展に誘っています。
それは確かにその通りで、なんとなく「美術館は敷居が高い」と思って敬遠するひとには、まずこの言葉で恐怖心を取り除くことが必要。
知識とか必要ないから!
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そう、恐怖心を持っている人には、やっぱりこの言葉は必要なのだ。
まず、足を運んでもらうためには。
でも、そこから一歩進んで、二度目三度目の美術館に行く場合、こうなるとやっぱり、知識はあったほうが楽しめます。無いよりあったほうが絶対いい。
そういう意味で、私は自分の知識以上の知識を持っている夫と美術館に行くのはとても楽しい。絵を見て、彫刻を見て、私の知らないことを教えてくれるので、とても楽しめる。しかも、その知識が、いわゆる美術書や図録に書いてあるような真面目な情報じゃなくて、「この作家は女好きで、愛人がたくさんいたんだ」とか「こいつスケベで、こういう絵だけじゃなくてこんな絵も描いてる」というような話が出てくるのでとても面白いのだ。
とに~さんの講座も、まさにこのタイプ。
(あ、スケベ関係だけじゃないですから!)
あと、「知識」というのは美術史に関する知識だけとは限らない。
この絵が描かれた時代、写真機はあったのかなかったのか。
この絵が描かれた時代、解剖は行われていたのかどうか。
この絵の時代には魚が泳いでいるのを横から見ることが出来たのかどうか。
(つまり、水族館や水槽があるかないか)
この時代の人は虎を見たことがあるのか、象を実際にみたことがあるのか。
そんなことを知っているのといないのとでは、絵の見え方が違ってくる。
もちろん、美術史に関する知識があると、またさらに楽しめる。
金属のチューブが発明されたのはいつだったのか。
チューブが出てきたので、外での写生が可能になった。それ以前はアトリエで描くしかなかった。など。
構図の取り方、遠近法の使い方なども理論が完成されると共に換わってくる。
とに~さんの解説してくれる絵画の歴史も面白かったなあ。
すっかり忘れていたこともあるし、終わってからお茶したときもいろいろ話が出て、楽しい講座でした。
来月もたのしみだ! と言いたいところですが、来月はもう前々から講演が決まっていて、11月の講座は欠席するしかないのが残念。12月、1月、2月3月は出席ですから!
一緒に講座を受けた皆様、最後までよろしくお願いいたします!(-人-)