猫のホルモン異常は意外に多いらしい
↑ムーちゃん。なんにでもじゃれついて、活発で可愛い。でも、それは甲状腺ホルモンが多すぎるから、だった。代謝が年齢にそぐわないほど上がり、食欲が異様に出る。でも、太らない。いつもエサを欲しがる。便の回数が多くなる、家中いろんなところで軟便下痢便発見。けっこう辛い。
さて、コマちゃんだが、最近、これと同じような症状が出てきた。
このところ、ものすごい勢いでご飯をほしがる。朝など、エサくれエサくれニャーニャーニャーニャー、すごくうるさい。
それに、ウンチの回数も増えた。軟便で、トイレの外にもしてしまう、というのがムーちゃんと同じ。(ムーちゃんは家中どこでもだったけれど、コマちゃんは今のところ玄関限定)
それが心配だったので、昨日、コマちゃんを病院に連れて行った。
「ムーちゃんとほぼ同じ症状なんですけど、同じ病気なら、うちに何か原因があると思うんですが・・・。水とか、エサとか」
と聞いてみたら、
「内臓疾患ならそういうこともあるんですが、ホルモンは、遺伝などが原因ですから。それに、この病気は見過ごされているだけでけっこう多いんですよ」とのこと。
甲状腺ホルモン異常だと、その年齢にしては元気がいい、活発だ、ということで、そもそも飼い主もあまり気にしない。
下痢や軟便が多くても、外に行き来する猫で、外で排便していればまず気付かない。家のトイレで軟便が多くなったとしても、そういう体質なのかな、ということで血液検査までする獣医さんや飼い主さんはあまりいなく、見過ごされていることが多いのだそうだ。
うちは完全室内飼いだから、ウンチを室内のいたるところでやられて、それがあまりにもひどいから、ムーちゃんの病気に気付いた。コマちゃんにもその兆候が・・・。
もし、コマちゃんもホルモン異常だとしたら、兄猫のヤクちゃんも気になる。
コマとヤク、生後3か月くらい。この頃はコマちゃんのほうが大きくて、右のほうがコマ。
二匹、きょうだいだからなあ。
これは14歳くらいのころ。手前がヤクちゃん、奥がコマちゃん。
遺伝が関与するとしたら、ヤクもホルモン異常なのかもしれない。ヤクも時々玄関にウンチをしていたのだ。
甲状腺ホルモン異常が意外に多いと聞いて、不安になった部分と、今まで玄関にウンチをするのは病気のせいだったのね、と納得する部分と、いろいろだ。
粗相をされるたびに、躾を間違ったのかなぁ、とか、何か不満があってその仕返しなのかな、なんて思ってうんざりしていたけれど、病気なら対処法がある。
粗相をする猫と暮らしている方は、一度病院で血液検査をしてみるといいかも。