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赤星たみこの戯言・放言・虚言日記♪ akaboshi.exblog.jp

漫画家・赤星たみこの日記です。 


by akaboshi_tamiko

この分数が理解できません

このところテレビでよく聞く言葉がある。

「原子力は戦後の日本の発展に寄与してきた」とか、「原子力が無ければ日本のこれだけの経済発展は無かった」とか。

あれれ、それって私には理解できない。

原子力発電所で作っていた電気は、全電力の、確か80年代で20~25%だったと思う。つまり、原発の電力はほぼ4分の1だ。
最近の、2000年代に入ってからは30%くらいだったと思う。これも分数で言うと3分の1くらい。

戦後の経済発展時は、電力のほとんどが水力と火力だったわけだ。
80年代~2000年代にかけても75~70%は水力火力その他だったのだ。
おまけに、大手企業では自家発電をしていて、それは火力発電だ。

どう考えても、戦後日本の経済発展を支えてきたのは火力、水力発電なのだ。

なのに、発電量の20~30%しか占めていない原子力の電気が「発展に寄与した」と言うのは、まるで「三分の一>三分の二」(三分の一のほうが三分の二より大きい)という不等式を信じろ、と言うようなものだ。私には理解できない分数の計算だ。

本来なら「経済の発展に大いに寄与したのは水力と火力発電」と言ったほうがいいのに。なぜそれを言わないのだろう。

・・・・・
もちろん、原子力が大切だ、という意識を植え付けたいからだよね。原子力が無いとやっていけない、と言う意識を植え付けるための理屈だよね。

こんな屁理屈でも、毎日毎日聞かされ続けるとうっかり信じてしまう。私もそうなってしまうかも。・・・怖っ!!
Commented by at 2011-08-03 10:36
それは、原子力発電ではなく、原子力関係利権の事ではないでしょうか?
原子力には莫大な費用が掛かり、それだけのお金が動いたので、経済発展に大いに寄与していたと言いたいのではないですか?

そういう風に見たら、水力・火力にかかる費用の何倍も原子力には掛けているようですもんね。

(かなり意地悪かしら?)
Commented by akaboshi_tamiko at 2011-08-03 13:09
★杏さん
テレビの文脈では「原発で発電した電気が経済に貢献した」という意味でしたが、杏さんのおっしゃる意味も無くはないと思います。

原子力関連に支払われた莫大なお金って、誘致した地域の道路とか箱物行政に使われたり、原子力関連企業と関連天下り先の団体に使われるのであって、日本全体の経済活動に大きく貢献した、と言うにはちょっと無理がありますよね。皮肉をこめて「(まあ、多少の)貢献はしている」とは言えるけれど。

でも、あれだけのお金を水力、火力、自然エネに使っていれば、今頃もっと日本の産業は発展していたと思います。今、ドイツに抜かれてしまったソーラーパネルの製造生産高なんて、もっともっと高くなっていただろうし、輸出もたくさん出来ていたはずです。

それと、もっと大きなことは、原子力がなければ、一次産業がこれほど打撃を受けてなかったと思います。原子力があるおかげで、一次産業が衰退していった地域もありますから…。
Commented by おーちゃん at 2011-08-04 06:47
今までずーっと国民は洗脳され続けてきたのですね。
騙されてきた、と言っても言い過ぎではないと思います。
「これ以上電気料が高くなったら大企業は皆んな外国へ逃げて行ってしまう」という話も、かなり怪しいと思います。
私には「脅し」に聞こえます。
Commented by akaboshi_tamiko at 2011-08-05 00:45
★おーちゃんさん
洗脳されて、刷り込みされて、思い込まされてきたんですよね、無いとやっていけない、って。
少しつつましく生活することで、たいていのことは解決しそうですけどね。何も江戸時代に戻れ、なんて誰も言ってないのにねえ。
脅しに屈せず、自分の信じる道を行こうと思います。
Commented by at 2011-08-06 20:39
http://seikatsuclub.coop/coop/news/20110729_i.html
http://seikatsuclub.coop/coop/news/2011-08-01_i.html

この二つの記事を読んで、思いました。
ちゃんと検査していて、不検出・1ベクレルと言う数値の牛肉、栃木県産だからと言って、出荷停止するのは・・・・・・
Commented by 尾関夕華子 at 2011-08-07 19:58
「原発のウソ」 京都大学原子炉実験所 助教 小出裕章著
この本、お読みじゃなかったら、読んでみて下さい。
専門家の立場から原発の危険性がわかりやすく説明されています。私は、この本読まなかったら、原発は必要悪だと思っていたと思います。 
Commented by akaboshi_tamiko at 2011-08-14 12:01
★杏さん 尾関夕華子さん
放射能に関してよく言われる、「正しく怖れる」ことは、知識がないとなかなか難しいですね。
むやみやたらに怖れても困るし、侮っても困る…。

しかし、侮っている人がこの国の原発政策を進めてきたのだと思います。
侮っている人が「原発が無いとやっていけない」「原発があるから繁栄できた」と言い続け、その結果「原発は危険だけど、必要悪だ」という意識を多くの人に刷り込んだのです。

かつて、「原発はCO2を出さないから地球温暖化に寄与していない」とずっと言って来ました。ここ数年は、「原発は【発 電 時 に は】CO2を出さないから温暖化に寄与しない」と、ちょっと表現が変りました。そう、発電時には出さないけれど、それ以外の時間にはCO2をたくさん出しています。それに、日本のすべての原発は海水での冷却システムを持っていますが、冷却に使われた海水はほぼ7度以上高い水温になり、それが海へ戻されます。
Commented by akaboshi_tamiko at 2011-08-14 12:01
続きです。
一基あたり、天竜川と同じ水量の温水が24時間、365日排出されているのです。これで海水温が上昇しないわけがありません。
CO2による温暖化よりももっと大きな温暖化をまねく要因だと思います。

CO2が出ない(発電時だけ)というだけでクリーンだと、言えるでしょうか? 言えるわけないですよね。無いとやっていけないというのも嘘だし。

いったん事故を起こすと(事故なんて起きるわけが無い、と推進派はいい続けてきたわけですが)、こんなにも人の命と一次産業に打撃を与える原子力発電なんて、私は要りません。どんなに万全の対策をとっても、人はミスを犯します。だから事故は起きるんです。

じゃあ、車にも飛行機にも乗らないのか、事故はどんなものにも起きるじゃないか、そんなこと言ったら何も出来ないじゃないか、と反論する人がいますが、車の事故や航空機事故と、原発の事故では影響の出る範囲と時間が桁違いじゃないですか。
Commented by akaboshi_tamiko at 2011-08-14 12:02
続きです
交通事故ではその場で、その瞬間に怪我人や死亡者が出ますが、その後その子孫の方にまで影響が出ることはないです(経済的な影響はまた別問題)。

原発の事故は、その一瞬だけでなく何ヶ月、何年、何十年にもわたって影響が出ます。比較にならない大きさの危険性があるのだから、私はそんな危険なもの、これから先、未来永劫、人類には必要ないと思っています。
by akaboshi_tamiko | 2011-08-03 09:24 | 時事 | Trackback | Comments(9)