宮崎ケンポク紀行~椎葉の伝説
ここは宮崎県でも熊本との県境に接する小さな町で、平家の落人が流れ着いて隠れ住んだという謂れのある村です。
私のふるさと、日之影町もかなり山奥の町ですが、それよりさらに九州山脈の中に分け入った場所にあるのが椎葉村。

こういう山深いところで平家の武士たちはひっそりと隠れ住んでいたわけですが、それをどこからか聞きつけた源頼朝は刺客を放ちます。それが那須与一の弟、那須大八郎です。
しかし、大八郎は、栄華を誇った平家の武士たちの椎葉での貧しい暮らしに同情し、討たずに農業を教え、厳島神社をこの地に祀り、一緒に暮らします。平家の末裔、鶴富姫と恋に落ち、やがて来る別れ・・・。
という、美しくも悲しい物語がここにあります。

これが椎葉厳島神社の鳥居。
そしてこちらは↓↓鶴富姫屋敷。

椎葉村は歴史が古いだけあって、博物館がすごく充実していました。
椎葉民俗芸能博物館http://www.shiibakanko.jp/ss_index.php?act=dt&gid=3

ここの展示物はものすごく充実していて、素晴らしいです!
千葉県佐倉市にある国立歴史民族博物館に負けないくらいの展示物です!
(佐倉の歴博はそりゃ、縄文時代から現在に至るまで全て展示してあるので、総量はもちろん歴博のほうが上ですが、椎葉の一時代の集中的な展示物は、本当に、歴博に勝るとも劣らない見事なものでした!)
ぜひ、近くまでいった人は、中を見てください。
素晴らしい展示物、素晴らしい文化、素晴らしい芸能を見ることが出来ます!
入館料
小中学生…個人150円 団体(20人以上)100円 (鶴富屋敷との)共通券200円
高校生……個人200円 団体150円 共通券330円
大人………個人300円 団体250円 共通券430円
開館時間 午前9時〜午後5時
休館日 年末年始 12/28〜1/3
いや、ホントに椎葉村、私は宮崎県人ながら、今回初めて行ってきましたが、本当に素晴らしいところでした!
ぜひ皆さん、行って見てください。お帰りのついでに日之影町にも、ぜひお立ち寄りください~。
(日之影出身なのでね。ふふっ)

ご婦人方でやっている「豆腐屋」さん。
林業をやっていて、手荒れのひどかった方が「豆乳」で洗物をしてスベスベになっていました。
早速、アトピーの娘に「イソフラボン」入りの乳液を使わせています。
豆乳で食器を洗っていましたよ。
日本全国で町おこしに頑張っていますよね。都会も山里も同じです。
私も椎葉村の山焼きのやり方を紹介している番組を見ました。
椎葉村、今回取材で初めて行ったけれど、ホントすごいです。
博物館も、とても充実していて、日之影町も見習わねば!と思ったところです。