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高千穂神楽を間近で見た!

今日は、明治記念館で開催された「東日本・高千穂会」(宮崎県西臼杵郡高千穂町出身者や、縁のある人、高千穂を愛する人たちで作る会)に出席してきました。

今日のパーティにはわざわざ高千穂から神楽の舞い手を招き、素晴らしい神楽が披露されました。
いやー、今までにも高千穂で神楽を見たことはあるけど、今日はすごく間近で見ることが出来て、堪能しました!

まずは明治記念館の普通のバンケット会場に、神庭(こうにわ)が出来ていることが驚き!
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神庭(こうにわ)とは、神楽を舞う場所のことです。
上の写真で、四方を囲っている白い和紙の切り絵を彫り物(エリモン)と呼びます。
このエリモンで囲われた内側は清浄で穢れの無い場所。エリモンは結界を作って邪悪なものを排除するのです。

通常の会計報告や来賓の挨拶が終わると、スモークがたかれ・・・
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ここから神楽が始まりました。

★田力男(タヂカラオ)の舞
(このときのタヂカラオは白い顔をしている)アマテラスが隠れた岩戸の前で耳をそばだてて中の様子を伺っている舞い。
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★うずめの舞
楽しい舞で周りを湧かせ、アマテラスを岩戸の外に出そうという魂胆。
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★戸取りの舞
アマテラスが岩戸の中からチラッと外を見ようとしたとき、タヂカラオノミコトが隙間に手をかけ、岩戸を開こうとする舞いです。このとき、タヂカラオノミコトは満身に力を入れているので顔が真っ赤。
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★戸取りの舞続き
岩で出来た戸を持ち上げて(顔、真っ赤)投げ飛ばす! 一つは宮崎のシーガイアの辺りへ飛んで行き、もう一つは長野県の戸隠神社の辺りへ飛んで行ったと言われています。(実際、戸隠神社に生えている杉と、高千穂神社の杉は同じDNAを持っているらしいですよ。岩に種が付いていたからだ、といわれていますが、要するに高千穂から古代人が苗や杖を持って移動した、ということでしょう)
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さて、以上の舞はまだお子様も見ていられる舞。
夜神楽は夜を徹して舞われるので、深夜過ぎるとなかなかエロティックな舞になって行きます。

それはまた明日アップします。
お楽しみに!
by akaboshi_tamiko | 2012-04-22 23:50 | ふるさと関連 | Trackback | Comments(0)