姪の結婚式に着物を着ます
姉は留袖を着て、母は付け下げを着ることになってます。
二人とも袷です。
結婚式とは言え、場所がカジュアルなので、私は暑ければ単衣で、肌寒ければ袷にしようかな、と思ってます。
もちろん、この時期は袷を着ることになっているけれど、わたしはこのルールは数多くある着物ルールの中でも一番不合理なルールだと思ってます。
気温じゃなくて日付で着るものの厚さを決めるって、不合理。
しかも、日本は南北に長い国で、地域差が大きいのに、日本中で同じルールを使うのは、これまた不合理。
そもそも、私のふるさと宮崎県では、5月や10月に袷を着なければならないというルール、普段着ではもう崩れています。
5月でも10月でも、暑いときは単衣を着るという友達がたくさんいます。
だって、あんな暑いときに袷なんか着てたら熱中症になっちゃうよ、とのこと。暑くて死んじゃうよ、という友だちも。
それに、地球温暖化で百年前より暑くなっているのだから、昔作られたルールではもうダメなんじゃないかと思うなあ。
な~んて、偉そうなことを言ってるけど、一番の理由は、着物をそんなに持ってないから、持っているもののなかで5月に合いそうなものを選ぶと単衣しかないんだよねー。袷だともっと寒い時期に着たらよさそうな厚ぼったいものしか持ってない。
ルールには沿っているけれど季節感が違う袷より、ルールには反するけれど季節が合う単衣だったら、私は単衣にしようと思います。
もちろん、季節感は大事にしたいので、5月にあんまり真夏っぽい柄の着物や半襟は避けるつもり。
5月半ばで、紫陽花の刺繍のある半襟を使おうかな、と思ってます。
と、こうやって最初にいろいろ説明したり言い訳しないと、ルールからはずれた着こなしをする勇気が出ないのも、ちょいと情けないんだけど。
まあ、着物の世界にはいろんなことを言う人がいるので…。
あ、これを書いて、急に「普段着ならいいけれど、結婚式は、新郎新婦が主役だし、親族の方もいらっしゃるのだから、姪御さんに恥をかかせないよう、ルールは守ったほうがいいですよ」と言う人もいるだろうな、、、な~んてことが思い浮かんだり。うーん、袷にしようかな・・・。
ま、当日のお楽しみ、ってことで。