チャールズ皇太子再婚を考える
チャールズ皇太子がカミラ・パーカー・ボウルズと再婚する。2005年8月8日にウィンザー城礼拝堂で、家族と友人だけのこじんまりとした結婚式を挙げるという。
イギリスではけっこう冷たいというか、ふつうというか、あまり熱狂的な反応はなくて、「ま、いいんじゃないの?」という反応が多いそうだ。
しかし、テレビの報道では、キャスターたちがカミラさんのことを「とってもいい人!!」
「ユーモアがあってステキな人!」とべた褒めしていたそうである。
それは、テレビに出ているキャスターたちは、何らかのパーティとかでカミラさんと実際に会う可能性があるし、悪口は言えないよね。(ま、おめでたい話であることは事実なんだから、あえて悪口言うこともないし)
さて、チャールズ皇太子は、ご存知の通りダイアナと結婚、離婚したわけである。しかもダイアナとの結婚時期も、カミラと不倫関係を続けていたということで、世間的にはとっても評判が悪いお方である。
でも、私の評価は、ちょっと違う。
(私に評価されたからと言って、何かメリットがあるのかというと、まったくないのだが)
私が彼を一番評価するのは、彼は絵がうまい!!
という部分だ。
彼の水彩画はかなりいいよ。
美術番組に出演して美術に関する造詣の深さを披露したこともあって、さすが王室、子供のころからそういうキュレーターになれるほどの教育は受けているんだなあ。
それから、チャールズは環境保全活動にも熱心である。これは王室全体がそうだけど、彼はオーガニック食材を使った有機ビスケットと有機ベーコン、ソーセージなんか売り出しているのである。
そしてその収益がかなり上がっているのだが、なんとそれを寄付しているんだな。
やっぱ、王室の人ってやることがイキだねっ。
伝統派のチャールズと、ダイアナ妃は、やっぱり根本的に違うタイプの人だったのだろうと思う。
根本的に違うからこそ、そこに愛があれば近づきあって、興味の範囲もより大きくなるし、人間的にも成長があるのだと思う。
でも、基本的な情愛がないと、タイプがあまりにも違いすぎる人たちは、すれ違っていくしかないのではないか。
ダイアナ妃が一番かわいそうだけど、すれ違ってしまう結婚をした人たちは、両方悲しいね。
それから、チャールズがお花で頬をひっぱたかれたことがある。
このとき、彼は、たたいた女性に寛大な措置を望んだという。
チャールズ、大変だなあ。女性に関しては、やっぱりいろいろありますねえ・・・。

英国国教会は16世紀に国王のヘンリー8世が自らの離婚に反対したローマ法王庁に対抗して設置した(ここらへんの経緯は、映画『1000日のアン』を見ると良く分かる)。従って、その経緯から離婚は認めているが、結婚相手の元配偶者が存命中の場合には教会での再婚を許可し... more