銀座の着物
銀座では、千葉や新宿や渋谷よりも着物の人をたくさん見かける。それも正装の。
ホステスさんの着物はかっこええなあ。シュッとしている。どの人も、付け下げとか訪問着の正装だ。ポリエステルなのか正絹なのか、遠目にチラリと盗み見するだけでは見分けはつかないけれど、どっちにしても正装はやっぱりカッコエエ。
髪も盛ってあって、それも洋服で盛る髪型と違って、キュッとしたアップ。すっきりとしたうなじを見せて、トップはゴージャスに盛り上げる。簪も大きめで華やか。こういうのを見ると、きれいだなあと思う。
私が家で着る着物はたいてい古着で、普段着だからこそシンプルで地味目な着物がいい、ゴージャスな着物は持っていても着る機会がないし、要らないや、と今までは思っていた。
でも、銀座で見かけた正装の女の人たちを見ると、やっぱりああいう正装もいいなあと思う(それを着てどこへ行くかはまた別問題)。
ポリエステルの付け下げなら洗えるし、一枚買ってみようかな、とか、頑張って正絹の付け下げも・・・な~んてことを思ったり。
やっぱり、着物って、私は古着から始めたけれど、着続けるうちにいい着物が欲しくなるって、ホントだったのねえ・・・。
正装も、盛装も、やっぱり楽しいし。
どれだけお金をかけずにゴージャスに、正装に見せるか、また考えてみようかな。