MOTTAINAIを広げよう!シンポジウム
今日は久しぶりに神保町へ行って、打ち合わせ。
漫画家になりたてのころは毎週のように神保町へ行って打ち合わせしてましたが、千葉へ越してからはほとんど行かなくなってました。
久しぶりにすずらん通りを歩いて、いや~~~~、20代前半に戻ったような気分。
そのあと毎日新聞社へ行って、6時から「MOTTAINAIを広げよう!シンポジウム」へ出席。
パネルディスカッションで、出席者は、私のほかに、アルピニストの野口健さん、富士常葉大学教授の松田美夜子さん、日本外交協会理事長の坂本重太郎さん。コーディネーターは毎日新聞社の瀬川至朗さん。
アルピニストの野口健さんはテレビにもよく出ていらっしゃるので皆さんもご存知でしょう。テレビのイメージそのままの、しゃきしゃきした話の面白い方でした。
松田先生(せんせいって呼ばないで~、と言われてるけど、教授だし)は、小柄なかわいらしい女性。また話が面白くて、しかもデータとかバッチリだから説得力があります。
坂本重太郎さんは、外交官としていろんな国へ赴任し、いろんな仕事をなさってきたかた。食料問題に詳しく、日本が廃棄している食料のもったいなさ、罪深さを淡々と語るので、重みがありました。
で、私。いや~ん。日常のこまごました知恵を得意としているんだけど、なんだか説得力に欠けたような気がするわ~。まあ、でも、少しは役に立ったかな・・・。
なぜ「MOTTAINAI」がローマ字なのかというと、この言葉を聞いたワンガリ・マータイさん(昨年のノーベル平和賞受賞者。ケニアの環境副大臣)が、もったいないという言葉と意味に感激して、日本発のいい言葉として世界に広めようとしているからです。
マータイさんに「もったいない」という言葉を教えた人が毎日新聞の編集局長。日本の環境政策の3Rをまず教え、そのやり方や考え方を一言で表すいい言葉が日本にあります、それが「もったいない」という言葉です、と教えたのだそうです。
さて、その3Rですが、リデュース(発生抑制・減らす)、リユース(再使用する)、リサイクル(再資源化する)。この3つの言葉は英語ですが、私はずっと、日本語で言い表すことは出来ないかと考えていました。
3Rの精神を言い表すのが「もったいない」なので、できればMのつく言葉で、3Mにならないかなあと思って考えていました。
それで考えていたのが、
リデュース=減らす というのは、「MOTTO・もっと減らす」
リユース=再使用する というのは 「MADA・まだ使う」
リサイクル=再資源化する というのは、これがちょっと難しくてずっと考えていました。
そしたら、今日のパネルディスカッションで松田先生が、お子さんの話をしてくださったのですが、そこにヒントがありました!
松田先生のお子さんがゴミを捨てるとき、ポイポイ捨てるとかわいそうだと言って、捨てるときに「また会おうね」と言った、という話でした。
これだ!!
リサイクルというのは、ゴミとして捨てていたものを資源として活用し、新たなものを作ることです。
新聞、雑誌や、牛乳パックを回収してトイレットペーパーを作ったりすること。
なので、リサイクルは、「MATA・また会おうね」です!
捨てずに分別して、また会いましょうと見送ることです。
ちょいといいでしょ~?
3Rという英語もいいけど、日本人なら日本語で3M。
もっと減らす
まだ使う
また会おうね
この3M、皆さんもちょっと使ってみてくださいね~。

