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赤星たみこの戯言・放言・虚言日記♪ akaboshi.exblog.jp

漫画家・赤星たみこの日記です。 


by akaboshi_tamiko
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そういう反応じゃなくて、ね

今日、電車内での出来事。

私の隣に座った若い女性二人が、大きな声で話をしていた。主に身長に関する話だった。

A「私、ヒールはくと180になるからデカくて」
B「でもカッコイイよね」
A「でもー、うち、お母さんが164センチあって」
B「デカッ! お母さんに似たんだね」

A「うち、弟もお姉ちゃんも高くないのに、私だけ。ほら、うち、全員父親違うからさー」

(聞き耳立ててるわけじゃないんだけど、大きな声で話しているのでよく聞こえるのだ…)

A「私、ズボン切れなくて、裾上げできないんだ。
 だからブーツカットがブーツカットにならないの」
B「でも今、流行りじゃないし、いいじゃん」

(あらあら、今の話じゃなくて、ブーツカットが流行ってた頃の話でしょ。その頃できなかったんだから、「大変だねー」と、私なら言うなあ、、、と思って聞いていた)

A「でも、私の頃は流行ってたし」
(だよね、流行りの頃に、その流行りのスタイルが出来なかったんだよね、背が高くて脚が長いから。でも、脚が長いのはどう言っても同情されなくて、Bさんはずっと「いいじゃん」「かっこいいじゃん」という反応だった)

背が高い、脚が長い、という事実は、今の基準では「良いこと」「カッコイイこと」になっている。だけど、当事者としては、希望しているスタイルにならないこともあるし、決していいことばかりではなかったのだろう。

それを説明しようとしても、相手の反応はすべて「いいじゃん、カッコイイよね」となって、それを「でもね、○○だし」と返すと、それでもまた「でもカッコイイじゃん」と返ってくる、堂々巡り…。

最後にAさんが、制服のズボンがどうしても短くて、ちょっと裾で隠したいヒールが丸見えになってしまうという話をしたときにようやくBさんも「そうかー、ヒール丸見えになっちゃうんだー」と、ちょっと同情的な反応になっていた。
この時、二人はその話をしながら降りていったので、その後どうなったかはわからない。

脚が長いって、自慢じゃなくて、困ってるという話なんだけど、どうしても自慢ぽくとられてしまうのが苦しいところ。

ほかにも、背が高い、彫りが深い、胸が大きい、ウエストが細い、目がパッチリしている、というような、普通なら「いいこと」に分類される事柄でも、本人にはあまり嬉しくないこともあるんだなあ…。目がパッチリしているといつもいつも言われ続けた知り合いの男性は、自分のぱっちり目が嫌になって、細い目にあこがれるようになった、と言ってたし。
(でも、これを言うと、「でも、小さい目よりイイじゃん」と、必ず返されると言って、さらに嘆いていた)

「一見、いいことに見える状態」で悩んでいる人は、悩みを全く理解してもらえない、同情してもらえないという、もう一つの悩みがある。だから言わなくなる。だから周りは「その状態」で悩んでいるんだ、ということに気づかない。困ったねえ。
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by akaboshi_tamiko | 2014-11-30 22:18 | つれづれ日記 | Trackback | Comments(0)