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赤星たみこの戯言・放言・虚言日記♪ akaboshi.exblog.jp

漫画家・赤星たみこの日記です。 


by akaboshi_tamiko
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石けんの説明は難しい

石けんと、石けんにまつわるモロモロのことを説明しようとすると、本当に難しい。

石けんの助剤の一つ、「炭酸塩」について説明していたときのこと。

石けんって弱アルカリ性の物質なんだけど、皮脂とか汗とか油汚れ(酸性~弱酸性の物)を洗うと、石けん液がどんどん酸性に傾いてしまって、洗浄力が落ちてしまいます。

そうならないために、アルカリ性の物質である、炭酸塩を配合するわけ。炭酸塩が入っていると、石けん液がなかなか酸性に傾きにくく、洗浄力が長続きするんです。

しかも、炭酸塩は、毒物とか化学物質とかじゃなくて、地球上に普通に存在するありふれた物質なんです。特に中国とか、炭酸塩の地層が広がっていて、その地層を通って出てくる地下水はアルカリ性になってます。

中国ではアルカリ性の地下水が湧くところが多くて、その水で小麦を練ると黄色くなって、それが中華麺、ラーメンのあの黄色はアルカリ性の水のおかげなんです。

と、炭酸塩がいかに普通の物質で、害のない物かを説明したところ…

「へー、じゃあ、洗濯には使わないほうがいいんですね?」

えっ… (いま、炭酸塩は石けんの洗浄力をアップさせる、という説明、最初にしたよね? な、なんでそう思うの?)

「だって、黄色くなっちゃうんでしょう?」

・・・・
そ、そうか、炭酸塩は食品に使っても大丈夫なくらい無害で、どこにでもある物質である、というのをラーメンのかん水と絡めて説明したのは、かえって混乱の元だったのね!!

(衣類の洗濯には石けんに炭酸塩が入っていると、洗浄力が落ちなくて、真っ白になるんです。炭酸塩配合の石けんをぜひ使ってくださいね、みなさん!!)

(ちなみに、ラーメンの黄色は、小麦に含まれているフラボノイド系の色素がアルカリ性の物質と結びついてと淡黄色に発色したもの、だそうです)

ほかにも、石けんで頭を洗うと、頭皮の皮脂汚れがスッキリ落ちて臭いもしないし、頭皮のブツブツが全部消えた!という私の体験を話すことがある。髪がゴワゴワすることもあるので、そういうときはお酢でリンスすると、サラサラになるんだよ! 頭のかゆみも無くなるし、石けんいいよ~、と続けたところ…

「やっぱりお酢の殺菌力がいいのね~、すごいねお酢!」と…

……… い、いえ… お酢じゃなくて、石けんの話をしていたんです…

というわけで、石けんの話をするときは、「石けん」だけでまず理解してもらい、その理解が定着したあとに、助剤の話や、リンスの方法などを話すようになった。

石けんの理解が定着するまで、とは、どのくらいかと言うと、数時間から数年まで。

石けんのことを知ってもらうには、本当に時間がかかる…。

蛇足
「炭酸塩」というのは、石けん業界では助剤として使われている「炭酸ソーダ」「炭酸ナトリウム」のことを指します。

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by akaboshi_tamiko | 2015-02-15 15:31 | 石けん/セスキ/過炭酸塩 | Trackback | Comments(0)