2015年 03月 18日
電車で見るのは何ですか?
昨日、電車の中でちょっといいコトがあったと書いた。
今日は、別に「いいコト」ではないんだけど、ちょっと珍しいコトを。
先週、東京のクリニックへ行くのに電車に乗ったときのこと。
私が乗った車両の、私が座った8人並びの列で文庫本を読んでいる人が3人。ふと対面の座席を見ると、8人座っている中の2人が文庫本を読んでいる! つまり、同じ車両の中(私が見える範囲)で、文庫本を読んでいる人が5人!(私を含む)
いや~、最近では珍しい!
今は電車に乗るとたいていのひとが携帯とかスマホとかタブレットを持ってじっと見つめているか、文字を打っている。
去年の夏ごろだったか、私の向かい側の8人掛けのシートのうち7人がスマホとか携帯を持っていたことがあった。多分、ラインとかツイッターとかフェイスブックをやってるんだろうな。見える範囲では遠くの席でも携帯やスマホ、タブレットを持っていた。
あのときは本を読んでいる人は、少なくとも、私の見える範囲にはいなかった。
そういうイメージが定着していたので、文庫を読んでいる人が5人もいたことに、か~な~り、驚いたのだった。
今後はスマホ、タブレットを持つ人がどんどん増えていくだろうし、電車の中で文庫本を読む人はもっともっと減るかもしれないなぁ…。
どうなっていくんだろうね、文庫本とか、紙の雑誌とか。
出版業界にかかわる身としては、紙の本の行く末が心配になる。タブレットで電子書籍、という手もあるけどね…。