抗がん剤で抜ける前に切ると…
Uさんは、抗がん剤の治療が始まってしばらくは、やはり体調が悪く、吐き気や腹痛など、とても大変だったとか。でも、昨日あたりから食欲が出てきたとのことで、ちょうど昨日、シフォンケーキを焼いていたので、食べに来ませんか~?と誘ったら、さっそく来てくれたのです。
来てくれただけでなく、なんと、自分で作ったお好み焼きと筍ごはんも持ってきてくれたので、こちらがもてなすつもりだったのに、逆になってしまいました。でも、元気そうでよかった!
Uさんが、「ねえねえ、これ拡散して!」と教えてくれた、ものすごくいい話があります。
それは、Uさんの髪の毛。
写真では普通に見えますよね。
でも、ちょっと秘密があるんです!
抗がん剤治療をすると髪の毛が抜けると聞いていたUさんは、「そうだ! どうせ抜けるなら、まだあるうちに切っておこう!」と、ある朝、出かける前にサッとシャンプ―して、髪をサラサラにし、それを自分でジョキジョキ切りました。
その切った髪を綿のテープにきれいに並べ、ボンドで接着し、付け毛を作ったのです!
ちょっとギザギザになっているところが実は自然に見えるコツかも。
↑これは裏側から見たところ。
↓表側にして、帽子を組み合わせたところ。
この状態で帽子をかぶって綿テープが見えないようにすれば、自分の毛髪だから、違和感ゼロ! 付け毛とはまったくわからないんです!!
「抗がん剤で少しずつ抜けていったら、ゴミになっちゃうから、あるときにまとめて切って、付け毛にしたのよ。エコでしょ!!」と、にっこりほほ笑むUさん。
すごい!! そのアイディア、素晴らしい!!
実はこのアイディア、以前にある乳がん患者さんがすでにやっていたのだそうです。
それがネット上で拡散し続けていて、「私はそれを読んで、やってみたのよ!」とUさん。
いや、それにしても素晴らしい!
明るく元気に病気に立ち向かうUさん。素晴らしいです!!
ほかにも、高額医療費はカードで支払うと、ポイントがたまる、という技も教えてくれました。
さすが!
私も17年前に子宮がんの手術を受けています。元がん患者の一人として、明るく立ち向かうことをいつも提唱していましたが、Uさんのこの前むきな姿勢に、すごく明るいパワーを感じました!
パワーをありがとう、Uさん!
またケーキ焼くから来てね~~!