携帯電話の三角の意味
「電話帳」ボタンを押し、名簿が出てくれば、その中から目当ての名前まで移動するだけです。
この「移動」に使うのがOKボタンの周りにある三角のボタン。

若い人ならすぐ見えるこの三角。でも、高齢者には、これが小さくて見えにくいんです!
それだけではなく、三角の意味が通じていないんです!
初めて携帯を使う人にとって、三角は三角でしかなく、単なる模様の一つなんです。下向きの三角、右向きの三角が意味するところがどうも通じていないのです。
それで、ふと気が付いて矢印の絵を描いて見せました。
「矢印って三角のこのとがった角が向いているほうに進むでしょ? ボタンについているこの三角は、矢印の棒が無いもの、だと思ってくれる?」
と説明して、初めて「ああ、そうだね、三角のとがった角が向いているほうに進むんだ」と理解してくれたのです。
でも、理解することと、それを覚えて使いこなすことはまた別モノ。この後まだまだ難関が舞っていました。
さあ、これが電話帳を開いたところ。名簿の「た行」です。

た行には二人しか名前が入っていません。で、今、「たみこ」が選択された状態です。
これの何が問題かと言うと・・・

義母に行の移動を教えたとき、「今、選択しているところが白くなるからね」と、繰り返し教えました。
とにかく、この「行の移動」が一番大変だったので、時間をかけて「選択範囲は白くなる」ということをじっくり教えたのに… 次に名前の移動を教えることになったら、、、、
逆なんですよ…
なんで統一してくれないのかなあ。
ちょっとしたところですが、80代になって初めて携帯を使う人には、こういうところの統一感って必要だと思います。
もう一度出しますが・・・

ホント、選択範囲を示す方式、なんで統一してくれないんでしょう。
他人の携帯は方式が違うので使いにくい、という声をよく聞きます。若い人でもそうです。私もこの携帯を教えようとしたとき、行が「白地」になっているので、名前もそうかな、と一瞬思いましたし。
名前がずらーっと並んでいて、その中の一つが黒くなっているのなら、ああ、今この黒くなっているところが選択範囲なんだな、とわかりますが、二人しかいないと慣れている人でも「あれ、どっちが選択してる方だっけ?」と混乱するんです。
そして、高齢者だと、白くなる、黒くなる、ではなく、もっと目立つ色にした方がいいかもしれません。
あ~、色の話はまだ続きがあるんですよ… すみません、長くなって。また明日に続きます…