2015年 06月 04日
携帯電話、色使い難しい
いや、ちょっとしたところなんですけどね…

かかってきた電話を受けて話をするときは、斜めになっている緑色の受話器のマークを押します。
通話が終わるときは赤い受話器が水平になっているマークを押します。
これを覚えてもらうのに、信号の色に例えて教えました。

ところが、、、これにランプがつくと、

さっきまで「進め」の意味だった緑色の受話器、これに赤いランプが点くんですよ!!
ずーっと「進めは緑だから。止まるとき、やめるときは赤だから」と教えて、ようやく通話終了のボタンを覚えてもらったのに、通話ボタンが赤になると困るんです!
ここで義母がまた混乱して、「難しいねえ・・・」とため息をつくのです。
OKボタンなんか緑色のランプが点いているんだから、通話ボタンも緑色にするなんて簡単なことじゃないですか。なぜそれをわざわざ赤くするんでしょう?
どうしてこういうところを統一してくれないんでしょう?
いや、若い人、携帯になれている人なら、統一感がなくてもちゃんとわかりますよ。でも、世の中には生れてはじめて携帯を持つ80代の人もいるんです。老眼で小さいマークは見えにくく、これは緑だけど、でも途中から赤に変わりますよ、なんてことがあると、それだけで「難しいねえ…」と混乱する人もいるんです。
かかってきた電話を受けるにはOKボタンを押せばいいじゃないか、緑色のランプも点いていることだし、と言う人もいるでしょう。でもね、OKボタンの機能は他にもあるんですよ。それを覚えさせ、さらに通話もこれで、となるとまた煩雑なんです。
電話を受ける、話す、切る、というのはすべて受話器のマークで、と、シンプルに教えてようやく覚えてもらったんです。「普通の電話機と同じだよ、ほらこれ、受話器のマークでしょ、ね?」と。なのになんで「電話受けるときはOKボタンでもいいんだよ」と、言わねばならないのか。とにかく覚えることはシンプルにしないと、なかなか覚えきれません。
しかし、そもそも、この受話器のマークにも問題があります。
この細い受話器、高齢者には覚えにくい形ではないでしょうか?

この携帯に出ている受話器のマークは、あんまり通話してるようには見えないんですよね。それはなぜだろう、と考えていたんですが、受話器の角度が、これだと電話機本体からちょっと持ち上げただけ。
でも、↓↓↓このような角度だと、ちゃんと横に顔が想像できるし、こちらの方が話している感じがしませんか?

まあ、ホントにちょっとしたところばかりなんですが、高齢者に携帯の使い方を教えるのは、大変でした。少なくとも、色の統一感があれば、そこで混乱を避けることができたのにな、と思います。
高齢者は、混乱させると、それだけで自信をなくすし、もうダメだ・・・と、やる気もなくしてしまうこともあるので、出来るだけ混乱させないようにしてあげてください。お願いします、メーカーの方!