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過去にも生まれ変わったことがありました

昨日の日記に、脳を激しく使ったので、生まれ変わったような気がした、と書きました。

あまりに激しく脳を使ったので、酸素が一気に消費されたのか、血液がものすごい勢いで駆け巡ったのか、とにかく頭がぼうっとして、興奮状態になりました。なんだか細胞の一つ一つが活性化して、すべてが新しくなったような、今までの自分の上に新たな自分が上書きされたような、そんな感覚でした。

これって、前にも一度体験したような気がする!

そう、思い起こすと25年ほど前、インフルエンザで39.5度~40.0度くらいの高熱が出たことがあって、体質が一気に変わったような感覚がありました。あの時も今回と同じような感覚でしたねえ…

この高熱で体質が変わるという話は私があてずっぽうに言ってるだけではなくて、東洋医学とか勉強している知人の編集者に教わったのです。人間は40度近い高熱がでると、体中の細胞が一気に活性化して体質が変わる、というような考え方があるのよ、と。

考え方としては面白くて、実際、私もあの時、高熱が3日間続いたあとで、何百回も禁煙したけどやめられなかったタバコが、ぷっつりやめられたんです。
それまで私、タバコを一日5箱吸ってたんですよ! ちょっと吸っては消し、消してはまた吸い、すぐ消してはまた新たに火をつける、という、チェーンスモーカーでした。

当時は常に胃が痛かったり、のどが痛かったり、吐き気がしたりだったので、やめたいなぁ、とは思いつつ、漫画家のようなストレスの多い仕事だとやめるのは無理だろうなあ、、、と、半ばあきらめもありました。
でも、やめたい気持ちはあったので、禁煙茶、禁煙飴、禁煙体操、禁煙なんとか、というものをいろいろ試し、何百回も禁煙してみたのですが、すぐ再開。意志の弱さにほとほと嫌気がさしていました。

そんな意志薄弱な私が、三日三晩の高熱のあと、あっさり禁煙ができてしまったのです!

とにかく、インフルエンザで寝込んでから三日間、一本も吸えなかった私が、四日目の朝、目が覚めたら、タバコを吸いたいと思わなかったのです。(それまでは、朝起きたら布団の中でタバコ、だったのに!)

そして、五日目も吸わずに終わり、六日目くらいに、周りの人に「禁煙したんだ」と告げました。その時周りは誰も信じてくれず、「はいはい、いつまで持ちますかね~」と、ニヤニヤするばかりでした。

でも、そんな中、前出の編集者が「高熱のおかげで体質が変わったからやめられたのね、きっとうまくいくわよ」と言ってくれたのです。

これが私の禁煙マインドを後押ししてくれました。体質が本当に変わったかどうかは別にして、私は「高熱が出たから体質が変わり、それでタバコやめられる!」と自分に言い聞かせましたから。

そして、あれから25年。
あのインフルの熱以来、一本も吸っていません。スモーカーだった時代の私を知る人は、本当に驚いています。別人のように見えるそうです。

忘れてたけど、私、一度生まれ変わっていたんだなあ…

今回の通帳事件でまた生まれ変わったはずだから、これでいくと、残りの人生、人より元気に、人よりイキイキと生きられる・・・・・かも?

新しい自分で、新しい未来を切り開けるかも?
そんな気がしています。暗証番号を書いた通帳をなくしたかも、という、バカな出来事が、新しい自分を作ってくれたのなら、ありがたい。そして、不注意を戒めるようになったのは、確かに新しい自分になったのかも。

不注意な人生をやめて、注意深い人生になる、、、、ような気がするんですけど、うまくいくよう、皆様祈ってください。(他力本願)
by akaboshi_tamiko | 2015-06-06 00:01 | つれづれ日記 | Trackback | Comments(0)