ストックホルム青少年水大賞、その6 国王主催の晩餐会
場所はノーベル賞の授賞式と同じストックホルム市庁舎で、本当にものすごく正式な、超フォーマルなパーティ!前日の王女主催のパーティよりもさらにさらにフォーマルでした!
本格的なセレモニーの前のカクテルタイムで、この日のドレスコードはブラックタイ。みなさん、タキシードやイブニングドレスです。

ストックホルム・ジュニア・ウォーター・プライズの出場者(高校生)たちも招待されていて、昨日の王女主催の授賞式と同じドレスですが、これ、みなさん女子高生なんですよ。

男子高校生たちもまた決まってます。

世界中から集まった高校生たちが、仲良く写真を撮りあい、交流が深まるというのもこの賞の副産物。
私も世界平和にちょいと貢献しました。

と、また、着ている物の話題だけで終わるわけではありませんからね。
ちゃんと、SWP(ストックホルム水大賞)の話もしなければ! もう、ホントにすごい賞なんですからね!!
今年のSWPのグランプリ受賞者はRajendra Singh(ラジェンドラ・シン)さん。インドでの渇水、旱魃、水不足を解消するための地道な活動、地域住民の方たちを力づけるための活動を長く続けてこられた方です。

上の写真は、24日、ストックホルム市主催のレセプションのときのもの。シンさんが旗を掲げ、大勢の人たちと「ワン・プラネット!ワン・ウォーター!」の声を上げながら街を歩いてきたところです。ワンプラネット、ワンウォーター、まさに、地球上の水はすべてつながっていて、一つなんです。誰かが勝手に汚したり、勝手に多く使いすぎたりしてはいけないものなのです。そういうことを主張しているのだな、と思いつつ見ていました。
26日も、この市庁舎でセレモニー&晩餐会です。(ノーベル賞と同じです)
階段の下で音楽が奏でられ、、、、

国王ご夫妻入場!

カメラを向けたのは私だけではありません。みんなスマホやタブレットやデジカメを向けて写真撮る撮る。
日本では考えられないです…。
そして、この後、歌やダンスのアトラクションもあり、参加者を楽しませてくれます。

階段の下で「インド風」のダンサーが「インド風」の踊りを踊って、インド出身のシンさんのための演出でしょう。
晩餐会は二階の黄金の間であるのですが、それはまた明日以降に。すみません、締切真っ最中なので、小出しにします。
でも、これだけは言っておかねば。
SWPストックホルム・ウォーター・プライズはどういう賞かというと…
1991年に創設された、水に関する研究や開発、さまざまな活動に成果を上げた個人、組織や機関対して贈られる世界的な賞です。
ストックホルム国際水協会(SIWI)が毎年発表します。
SWPは、ストックホルム水財団、スウェーデン王立科学アカデミー、国際水協会、水環境連盟、ストックホルム市がサポートし、スウェーデン国王、グスタフ16世の後援を受けているという、まさにノーベル賞と同クラス。
日本人も過去、お二人受賞しています。
1994年の久保 赳氏と2001年の浅野 孝 氏のお二人です。
このお二方の業績も詳しく紹介したいところですが、力尽きました…。
SWPの歴代受賞者のページはこちら。英語版ですが、お二人の業績も出ています。
http://www.siwi.org/prizes/stockholmwaterprize/laureates/
日本人の研究、業績が、世界の水環境のためにものすごく役立っているのを、私たちはもっと知って、誇りにすべきではないでしょうか。ホントに、もっともっと知ってもらいたいです、SWPのこと。そして、日本水大賞もよろしく!