2015年 11月 18日
二人展、ご来場ありがとうございました!
作品は、私のイラストや漫画原画、それから新野啓一の作った人形、ミニチュアの革靴、羊毛フェルトの人形がメイン。
下の人形はどれも「似顔」になっています。和紙製の高倉健、川端康成、ガンジー。着ている着物も和紙で、これは私(赤星)が作りました。(写真・大村椿さん)

この人たちを選んだのは、目ヂカラのある人たち、というくくりだそうです。(新野談)
というか、似顔人形作りますよ、というプロモーションなので、誰が見てもわかる人を選んだら、こうなった、というわけです。
そして、下は新野作の自分人形。

(写真・大村椿さん)
人形の顔とボディは新野が作れるけど、洋服は作れないので、洋裁の得意な友達に発注しました。このシャツなんか、見てください!人間のシャツと同じように作ってあります。細かなチェックを選ぶのが大変。人形は小さいので、人間の服と同じ柄だと、ものすごく大きな柄になってしまいます。細かな柄の布を見つけないといけません。
この友達は、リカちゃん人形、ブライスの洋服も作っていて、minneで販売する予定です。その際はまたお知らせします。こまやかで丁寧な縫製の服を作っています。

上の写真の真ん中ほどにある洋服掛けにかけてあるのは、すべてリカちゃんとブライスが着られる服です。ブライスがちょっと見えているのがわかりますか? 牛のような悪魔のような角の生えた帽子をかぶっています。この服と帽子は私が作りました。
全身像がこちら。

このブライスが履いている黄色いブーツは新野啓一の作ったもの。本革で、人間のブーツと同じ手順で作られています。デザインもなかなかカワイイでしょう?
ブライスの洋服を、私の作ったハンガーにかけてみました。針金をクルクル曲げてハンガーを作り、市販のアクセサリーホルダーを洋服掛けにして。ここにかけてある花柄のワンピースは、すごく評判がよくて、欲しいという方がたくさんいたのですが、まだ売値を付けてないのと、minneに出すものが無くなるので、ちょっと待ってもらいました。

左端にいるのは私の作った人形。顔と服を私好みに作り、新野の作ったブーツをはかせたら立ちました! 一応、これは赤星をかたどった自分人形です。髪形と眼鏡がそっくりにできました!(でも新野には不評。顔が未完成でバランスが悪いとボロクソに言われましたがね。ふん)
それにしても、新野の作ったブーツは、どれも精巧に出来ていて、リカちゃんや小さな人形が履くとちゃんと立つのです。ブライスはさすがに頭が極端に大きいわ、中に仕掛けが入っていて重いわで、バランスが取れず立ちませんが、普通のバランスの人形なら立ちますね。

これを見たお客さまたちが、「なんで立つの?」と不思議そうでしたが、新野はリカちゃん人形が立たないということを知らなかったので、靴をはかせて立てたら普通に立ってしまって、何の不思議にも思わなかったそうです。でも、女の子はみんな知っていました、リカちゃんが自立できないということを。
昔、マグネット付の靴で、金属の上に立たせるという仕掛けのある靴も出たそうですが、この革靴は人間の靴と同じように作ってあるので、バランスがとてもいいのです。それで立つんですね。
自立した大人リカちゃんにはやっぱり本革の靴ですよね!
と、靴の話ばかりになりましたが、あとは私のイラストなども展示し、いろんな方にほめていただいたり、すごくうれしい4日間でした。
全員が、「楽しかった!」「面白かった!」と言ってくださって、とても感激しました。
新野も「オレはいろんな個展とか見に行ったけど、『楽しかった』と言われる個展って、そうそうないぞ」と言って、ちょいと目を潤ませていました。
私たち、こういうものを作って面白いかなあ、受けるかなあ、レベル低いって言われないかなあ、と、不安になりながらの準備期間だったので、本当にホッとして、本当に嬉しかったのです。
まだまだほかの作品や、来てくださった方のこともあれこれ書きたいので、ちょっと続きます。
お楽しみに!