2015年 11月 29日
ワイシャツを白く洗うには
石けんがどれだけ洗浄力があるのか、どういうふうに使えば洗浄力がキチンと発揮できるのかなど、石けんの正しい使い方を2時間たっぷり話しました。
講演の前に、主催者に用意していただいた汚れた換気扇カバーを石けん液に浸け置きしてみました。
それが、、、20分くらいでこんなにきれいになってまして。全然こすらず、ただ浸け置きしただけ。

もちろんビフォーアフターを見せるためにわざと半分だけ浸け置きしたのですが、普通のご家庭なら全部浸け込めば手間いらずでスッキリきれいになります。たわしやブラシでこすれば、新品同様になりますからね!
換気扇洗いだけでなく、洗濯の仕方もいろいろ話しました。とにかく、石けんをよ~~~~~~~~~~~~~~~~く溶かすこと、これが一番大事なことで、洗濯機を15分撹拌してから洗うこと、排水の直前まで泡が残っている状態であること、これが出来ていれば完璧。
これと、あとは温度。もし、よ~~く撹拌しているにも関わらず何らかのトラブルが出たのであれば、お湯を使うことでたいていは解決します。(炭酸塩入りの粉石けんの場合。無添加石けんや液体石けんの場合は石けん不足も考えられます)
というような話をして、終わったあとには「うちに帰ってすぐ洗濯したくなりました!」とか、「今までうまく行かなくて合成洗剤に変えたんですけど、石けんの使い方間違ってました! ちゃんとやってみます!」という言葉をいただき、とても嬉しくなりました。
とにかく、ちゃんと使えば石けんは衣類をきれいに真っ白にしてくれますから!
2015年3月、うちに石けんの取材が来て、衣類を洗ったときの写真も出しておきましょう。黄ばんだ衣類を持ってきてもらい、うちの洗濯機(二槽式)で粉石けんで洗ったものです。
まずはビフォー。

写真ではよくわからないかもしれませんが、全体に黄ばんだワイシャツです。襟もちょっと汚れが蓄積しています。
これが粉石けんで洗うと…

襟も袖も真っ白!!
靴下も白くなっています!
長袖Tシャツも白くなっていましたが、これはかなりの年季もので、ちょいと手ごわい相手でした。でも、これも煮洗いすれば真っ白になったでしょうね。
取材の日はそこまでする時間がなかったのと、持ってきてくださった方が「ここまできれいになったら、これ以上はいいです」とおっしゃっていたのでやりませんでした。(もう小さくなっていて、着る人がいない服だったそうです)
ワイシャツも、ちゃんと洗えば真っ白になります。
でも、それを信じない方もいます。
ご主人のワイシャツを石けんで洗って黄ばませて、ご主人から「俺のワイシャツは絶対石けんで洗うな!」という石けん禁止令が出た、という家も多いと思います。うちがそうでしたから。(うちの場合は白いTシャツ。ワイシャツはまず着ないので)
石けんは間違った使い方をすると、白いものが黄ばんだり黒ずんだり、油臭くなったりと、失敗がすぐにわかります。それは確実に失敗なんです。でも、「石けんとはそういうものだ」と思いこんでいるかたには「失敗」だとは思えず、「やっぱり石けんって黄ばむのよね~」「石けんって汚れ落ち悪いのよね~」という感覚になるだけなのでしょう。
そんなことはありません!
ちゃんと使うと真っ白になりますから!ワイシャツも、白いTシャツも、白いワンピースも、白いパジャマも、全部白くなりますからね!