スウェーデン、トイレ事情アレコレ
そのトイレというのが、ノーベル賞受賞式や晩餐会の会場となった建物のトイレです。
ノーベル物理学賞の梶田隆章さん、ノーベル医学生理学賞の大村智さんがストックホルムへ行ったこと、受賞パーティでのことなどがニュースで大きく取りあげられてましたから、その会場の豪華さ、出席している人たちの衣装の華麗さ、みなさん見ましたよね?
私もそれと同じ会場にこの夏、行ってきたのです! その様子は、→こちら をお読みください。
その豪華な会場のトイレで、私が体験したショッキングな出来事とは…
まず、その前に、会場にいらした方々の様子を。
男性はタキシード、女性はイブニングドレスか民族衣装。
インドの衣装は華やかで美しいですねえ。
入り口でセキュリティチェックを受ける私。いや~、もう、こんな正式な場って、本当に、一般庶民の私が出てもいいのですか、と思うくらいの、、、、まるで映画の登場人物になったような気がしたものです…。
さて、こういうゴージャスでフォーマルな映画みたいな雰囲気の中、長時間にわたる式典と晩餐会で、私たちは誰もがある場所へ行く必要があります。
そう、トイレです。
それで、ですね、長い前振りでしたが、ほとんどの女性がロングドレスをお召しになっていたことを思い出してください。
ロングドレス、しかも、とっても正式なイブニングドレスで、靴が見えないくらいの長さ・・・。いや、それだと床すれすれ、ということもありますが、そんな生易しいものじゃなくて、裾が床にくっついて、引きずるくらい長いんです。
その状態でトイレに行くわけなんです。
私はトイレの前で並んでいる女性たちを見て、中に入ったらきっと裾を持ち上げるんだろうな、と思っていました。
と、こ、ろ、がっ!!
彼女たちは誰一人として裾を持ち上げず、裾が床にべったり着いた状態で中に入っていくではありませんか!!
この場合の「トイレ」とは、個室がたくさん並んでいるトイレです。まだ個室ではありません。
さすがに、ここまではまあ床についていてもいいけど、便器のある、個室に入るときは裾もちあげるよね、持ち上げないと、便器周りの床にドレスがくっついちゃうよ、絶対、持ち上げるよね、ね、ねね???
と思って並んで見ていたら、、、、
な、なんと!
ロングドレスの後ろの長い裾を床につけたまま、彼女たちは個室へ入っていくのでした!!
ええええ~~~っ!! 裾に何かがくっついたらどうするの!!?? 濡れたらどうするの!!!???
そう思ったけれど、ストックホルムのトイレの床は、カラリと乾いていたのです、どこもかしこも…。
臭いもないし、キレイなトイレではありました・・・。
で、でも、トイレの床に着ているもの(それも高価な正装であるイブニングドレス!)をくっつけたまま歩くって・・・びっくり。
ショッキングでしょっ!? ショックだったなあ…
こんな状態だとノロウイルスどうなるんだろう?とか、クリーニング屋さんはどう考えているんだろう、とか、いろんなことが頭を駆け巡りました。
ストックホルムは乾燥しているしね、湿度が低いとニオイも出にくいし、イブニングドレス姿の人が来るような場所なら掃除もきっちりやってるだろうし、きっと大丈夫!ノープロブレム!! だと思います!!
(でもショックでした…)