八街名物・辛みおろし蕎麦
その中でも、うちの近所の蕎麦屋「あさひ」の辛み大根おろし蕎麦、これは好きだなあ~。
とにかく、「辛み大根」と銘打ってあるだけに、大根おろしが辛い!! 普通の辛くない大根おろしの蕎麦ももちろん好きですが、辛い大根おろしはなんとも言えない冬の味がして、大好きです。
「あさひ」のおろし蕎麦は京都から仕入れている辛み大根を使っています。毎年、冬になると、京都から辛み大根の生育状況の連絡が入り、ちゃんと収穫出来てから仕入れるのだそうです。
その仕入れ時期がいつになるかわからず、毎年冬になると、「まだかな、まだかな」とお店に行くたびにメニューをチェックするのです。
今年も先週になってようやくメニューに出てきて、いそいそと注文。蕎麦はツルツルシコシコ、腰があって香りもいい。それに絡む大根おろしがピリッと辛くて旨い!
写真のように大根おろしと削り節がセットで出てきます。
私は、このかつお節をそばつゆに入れるときの量とタイミングで、辛み大根の辛さを調節しています。
かつお節のようなたんぱく質が入ると、辛み大根の辛さがマイルドになるような気がするんですよね。
そばつゆに大根おろしを入れ、まずはそれだけで蕎麦を食べると、うわ~、辛い!
そこへ鰹節を少し入れると、あら不思議、辛みがちょっとマイルドに!
そば猪口にそばつゆをどれだけいれるか、そこへ大根おろしをどれだけいれるか、辛みを調節する鰹節をどれくらい入れるかで、味が微妙に変わって、多様なおいしさが楽しめるのです!
最後にちょっとだけ入ったそばつゆの中に大根おろしをたっぷり入れた状態で、新野が食べたら、辛くて辛くていきなり汗がパーッとふきだしたそうです。
私は、あさひの辛み大根おろし蕎麦のプロなのでね、そんなことにならないよう、最後の大根と鰹節の量を調節しながら食べてます。あさひの辛み大根おろし蕎麦マイスター試験があれば最高得点でパスする自信があります!
今年は冷え込みが遅くて、なかなか辛い大根が入荷しなかったとのこと。そういう点でも、地球温暖化、絶対阻止したいですね!