ちょいと弾丸美術館巡り
川村記念美術館では「絵の住処-作品が暮らす11の部屋-」と題した展覧会が開催中。と言っても11日までだったので、今日、駆け込みで間に合いました。M子さんありがとう!
川村は常設の所蔵作品をまず見てもらい、そのあと特別展を見る、という構成になっています。いつものあの作品を見に行く、という気軽さがあります。
(いや、うちから近いのでね。気軽に行けるけど)
印象的な作品、、、というか、いつ行っても同じことを思ってしまうのがマーク・ロスコ。
正方形の大きなキャンバスに赤系の二色の色が面構成されているもの。
これを見るたび、、、
ああ、こんなラグが欲しいな、と思います。
広いリビングに大きなラグだとカッコイイと思う。
でも、多分、結局、うちだとこんな感じになるんだろうな...
こたつ布団とホットカーペットカバーをロスコにしてみました。カッコイイ!! のか??
ジャクソン・ポロックを見ると、これもまたいつも思うのは、、、、
高校の美術部で油絵を描いていた子たちのパレットとか、筆洗器みたいだなあ、ということ。
パレットはうまく使うとこんな感じじゃないんだけど、筆洗器は絵の具が飛び散って、まさにポロック。
だから、私に取ってポロックは、高校時代の美術室のニオイとか雰囲気を想起させてくれる画家なんです。
そして、今回はジャスパー・ジョーンズの作品も展示されていました。
その中の「ハイスクールの日々」は、60年代くらいのアメリカの高校生が履いていたような靴がレリーフになっています。
リアルなレリーフで、靴の形はちょっとくたびれたような感じ。
そのつま先に丸い鏡がついていたのです。
いろんな解釈ができると思います。いかにも高校生が履いていたような靴。その靴に鏡。高校生が鏡を見ては自分の髪型を直したり、自分を見つめたりする、肥大しつつある自意識を鏡に象徴させている、、とかなんとか。
でも、私は靴の先に鏡をつける、、、、というところで
ほかの想像も…
ま、多くは語らず、次に行きましょう。
川村記念美術館では、お茶室があって、お茶と和菓子をいただくことができます。
窓からは庭が見えて、落ち着いた雰囲気。
あっ、キレイな池や芝生の庭が映ってない! ホントはもっときれいな庭園です。
今回のお茶菓子は、鏑木清方をイメージした、簪と銀杏の生菓子でした。
私は銀杏と煎茶のセットにしました。抹茶と組み合わせてもOK.
こちらは簪。
お茶室に入る前に鏑木清方の絵を見て、それからこのお菓子とお茶。
ぜいたくな時間でした。
このあと、歴博と千葉美へ。それはまた明日!