美術弾丸ツアー、歴博
1月10日はものすごくいい天気。雲一つない青空、空気もキリッとしていました。
ここで、今、「夷酋列像 Ishuretsuzou the image of Ezo 蝦夷地イメージをめぐる人・物・世界」が開催中。(2月7日まで)
江戸~幕末にかけての蝦夷地=北海道のイメージを見渡す展覧会です。
フランスのプザンソン美術考古博物館からの帰国作品と、日本各地の蝦夷関連の資料が展示してあります。
この資料、カビにやられることもなく、保存状態がすごくいいのは、乾燥しているフランスで保管してあったからでしょうか?
浮世絵とか、日本の美術品が海外に流出したことを悔やむ人も多いのですが、乾燥している海外で保管されているほうが状態がいい、という場合もあります。美術品保管に関しては、日本は湿気とカビとの闘いだし。
何が幸いするかわからない、この世界。
保存状態のいい、その肉筆画、あまりの細かさ、あまりの精密さに驚嘆!!
江戸時代~幕末の蝦夷地に実際にいた人たちの精密な絵、着ていた衣服、靴、道具類、一級品の資料がたくさん展示してありました。
アザラシの毛皮の靴が、今、こんなデザインのブーツがあったら欲しい! と思うようなカワイイもの。
当時の靴はちゃんとかかとが付いているんですね。
左がアザラシの毛皮の靴。フェイクファーとか、ムートンとかでこんなブーツできないかな。あったら買うのに!!
右のもちゃんとかかとが付いている靴で、下駄や草履とはまったく発想の違う履物でした。
衣服もやはり大陸風。
江戸~幕末の蝦夷地の風俗がよくわかる、面白い展覧会でした。
歴博は常設展でも、蝦夷との交易を詳しく紹介している展示室があり、それと合わせて見ると、また興味がわきます。
歴博は他にもいろんな展示物があり、これはもう、ぜひ来ていただきたい。
あと、レストランもなかなか。
古代米のカレーとか、、、、明日また紹介します。
さて、仕事に戻らねば。
私も『肉筆浮世絵-美の競艶』展など美術展をいろいろ見てきましたのでを見てきましたので、楽しくブログを拝見しました。
浮世絵というと版画イメージしていましたが、『肉筆浮世絵-美の競艶』展で、初めてこれだけ多くの画家の個性あふれる肉質画を見ることで、浮世絵を日本画の視点で見て、その発展を理解することができ、大変勉強になりました。
私はブログで、今回の浮世絵展の展示の流れに沿って、浮世絵の誕生・浮世絵の歴史と肉筆画を中心とした浮世絵の魅力を私なりに整理してみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただける感謝致します。
コメントありがとうございました!
ブログも拝見いたしました。
私の簡単な紹介と違って、とても丁寧な解説で、勉強になりました。
これからもいろいろ勉強させてください。
よろしくお願いいたします!