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再現ドラマを見る目がちょっと変わりました

先月は「ハウススタジオ」というところで撮影の仕事がありました。
中野新橋に行ったのは、ある雑誌の撮影のためでした。

ハウススタジオとは、再現ドラマや雑誌の撮影のための家、マンションなどです。

中野新橋のハウススタジオはマンションでした。そのマンション一棟丸ごとスタジオとして貸し出ししていて、4階は普通の住居の様相でした。そこで、掃除しているシーンの撮影をしました。台所やリビング、お風呂、窓、などの掃除のシーンです。

そこだけでは足りなかったので、別の一軒家のハウススタジオにも行って、階段、玄関、お風呂などの掃除のシーンの撮影がありました。

新たに行った一軒家のほうは、ずいぶん新しく、庭も広くて、豪華な一軒家でした。

さて、二つのハウススタジオに入り、ハウススタジオの役割を目の当たりにしたら、それ以降、テレビの再現ドラマを見るとき「あ、これハウススタジオかも!」と思うことが多くなりました。

実は、私の家も再現ドラマに使われたことがあります。私がガンの本を出したとき、赤星役の女優さん、新野役の俳優さんもいらして、本の中のシーンを再現ドラマとして撮影したのです。

で、実際に人が住んでいるところで撮影すると、生活感がどうしてもにじみ出るんですよね…。

本物の「住まい」だと、テレビ台の下にモノがたくさん入れてあったり、本棚の中に本だけでなくティッシュの箱とかこまごましたものが置いてあったりとか、絶対雑然としたところが映ってしまいます。

だけど、ハウススタジオだと、妙にすっきりした部屋だったり、妙にオシャレだったりします。とにかく物の数が少ないですから!

テレビ台として置いてある棚に、雑誌やティッシュやCDやDVDとか全然入ってなくて、カワイイカゴとかきれいなハットボックスとか置いてあるのは、確実にハウススタジオだと思います!

昨日見た再現ドラマは、食器棚の中の食器が結構多種類でした。上にもいろんな箱とかお盆とか置いてあったし、その横に置いてあった電気オーブンの扉がピカピカじゃなかったので、うーん、これは民家なのかハウススタジオなのか、ちょっと考えてしまいました。いや、考えて結論出す必要は全然ないんですけどね。

ただ、食器棚の横の棚に入っている調味料のビンが、いかにも内容に合わせて担当者がそろえてきました、って感じだったので、よし、これはハウススタジオだ!と、私の中で結論づけました。(当たってるかどうかは別の話ですが)

という風に、食器棚の食器の数や食器棚の上に置いてある雑然としたものや、統一感のあるなしなどで、「これはハウススタジオか否か」を考えたりするのが、ちょっと面白くて、あれこれ考えながら見ています。

・・・これって、漫画家のサガってやつでしょうかね…?
by akaboshi_tamiko | 2016-02-15 20:25 | つれづれ日記 | Trackback | Comments(0)