人気ブログランキング | 話題のタグを見る

セーターの袖口

子供の頃は、既製品のセーターをお店で選んで買う、なんてことはありませんでした。
近所の小間物屋さんのおばさんに手間賃を払って、いい毛糸で編んでもらったのです。

毛糸も純毛のいい毛糸を売っていて、アクリル毛糸はまだ売られていませんでした。

既製品のセーターと、編んでもらったセーターが、ちょっと違う、ということに気付いたのは、中学生になってからでした。

小学校の頃はまったく気づかず、他の子供たちが着ているセーターも、みんな編んでもらったもの、だったように記憶しています。

どこが違うって、袖口。
既製品のセーターは袖口がゴム編みで、編んでもらったセーターは、表編みの生地が二重になってました。

わかるかな、こんな感じ。
セーターの袖口_b0019674_20484012.jpg

袖口がゴム編みだと、袖がスーッとしてるんです。
でも、編んでもらったのは袖口がきゅっとすぼまっていて、厚くなってました。折り返してあったのかな。

中学生になってから、ゴム編みの袖口のセーターが欲しくて欲しくて。
でも、近所では売ってないし、延岡まで行かないと買えなかったかな。

東京で、初めてアクリルのカーディガンを買ったときは嬉しかったなぁ。純毛の毛糸にはない、はっきりくっきりした派手な色で、編み込み模様が大きな雪の結晶の模様で。もちろん袖口はゴム編み。

ポップでカワイイカーディガンだったけど、毛玉がものすごく出たのにはびっくり!!

日之影で編んでもらったセーターは、優しい色合いで、純毛だったから毛玉もできなくて、長持ちしました。

初めて東京で買ったカーディガンは、二冬越したら、もう着なくなってました。可愛かったのにな…。
Commented by ひびりん at 2016-02-14 02:05 x
こんちは。あの、セーターって左の肩のところが(ボタンかホックか忘れましたが)開いていませんでした?昭和30年代の東京下町ですが。
Commented by akaboshi_tamiko at 2016-02-14 16:29
★ ひびりんさま
そうそう!そういう肩にボタンのついたセーター、子供のころよく着てました!
私が子供の頃着ていたそのセーター(それも姉からのおさがり)を、20数年前は姪っこが着て、今は、その姪っこの子供が4~5歳になったら多分着るはずです。(今も姉の家にあるし!)

昔の衣類は長持ちしますね。
by akaboshi_tamiko | 2016-02-13 23:47 | つれづれ日記 | Trackback | Comments(2)