2016年 02月 13日
セーターの袖口
近所の小間物屋さんのおばさんに手間賃を払って、いい毛糸で編んでもらったのです。
毛糸も純毛のいい毛糸を売っていて、アクリル毛糸はまだ売られていませんでした。
既製品のセーターと、編んでもらったセーターが、ちょっと違う、ということに気付いたのは、中学生になってからでした。
小学校の頃はまったく気づかず、他の子供たちが着ているセーターも、みんな編んでもらったもの、だったように記憶しています。
どこが違うって、袖口。
既製品のセーターは袖口がゴム編みで、編んでもらったセーターは、表編みの生地が二重になってました。
わかるかな、こんな感じ。
袖口がゴム編みだと、袖がスーッとしてるんです。
でも、編んでもらったのは袖口がきゅっとすぼまっていて、厚くなってました。折り返してあったのかな。
中学生になってから、ゴム編みの袖口のセーターが欲しくて欲しくて。
でも、近所では売ってないし、延岡まで行かないと買えなかったかな。
東京で、初めてアクリルのカーディガンを買ったときは嬉しかったなぁ。純毛の毛糸にはない、はっきりくっきりした派手な色で、編み込み模様が大きな雪の結晶の模様で。もちろん袖口はゴム編み。
ポップでカワイイカーディガンだったけど、毛玉がものすごく出たのにはびっくり!!
日之影で編んでもらったセーターは、優しい色合いで、純毛だったから毛玉もできなくて、長持ちしました。
初めて東京で買ったカーディガンは、二冬越したら、もう着なくなってました。可愛かったのにな…。
そうそう!そういう肩にボタンのついたセーター、子供のころよく着てました!
私が子供の頃着ていたそのセーター(それも姉からのおさがり)を、20数年前は姪っこが着て、今は、その姪っこの子供が4~5歳になったら多分着るはずです。(今も姉の家にあるし!)
昔の衣類は長持ちしますね。