車椅子マークを使うのは誰?
義母を病院へ連れて行くとき、病院内を歩かせるとものすごく時間がかかるし、義母もつかれてしまうし、周りの人にもぶつかったりして迷惑をかけてしまうので病院の車椅子を借りることにしています。
このとき、夫が一人で連れて行くと、いろいろ大変な手順になります。
車をまずエントランスの近くに停め、入り口脇の車椅子置き場まで走っていき、車椅子を持ってくる。
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義母を車からおろし、車椅子に座らせる。
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車椅子を病院内の邪魔にならない場所まで押して行き、そこで義母に待っていてもらう。
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夫、車へ戻り、駐車場まで運転していき、駐車。(このとき、混んでいると第二、第三駐車場まで行かねばならず、かなり距離がある。)
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そこから病院内へ戻ってきて、車椅子を受け付けまで押して行き、諸手続きのあと診察。
という流れでした。
今通っている病院は駐車場からエントランスまでけっこう歩くので、義母を駐車場で下ろすわけにはいかず、このやり方になっていました。
エントランス近くの駐車スペースには、地面に車椅子マークが表示してあります。
車椅子マークのステッカーがついた車なら、この場所に駐車していいのだけど、私たちは義母が専用の車椅子を持っているわけではなく、病院のを借りていくわけだから、そのためだけに車椅子のステッカーはつけられないよね、と思っていました。
でも、2年近く病院に通っていると、とにかくものすごく時間がかかるし、実際、病院内では歩くわけではなく車椅子なんだから、こういう人も「車椅子マーク」ってもらえるのかもしれない…。そう思って市役所へ相談に行きました。
なにか申請したり、書類を書いてから、それを持って車椅子マークを買いに行くのかな、と思っていたのですが…
な、なんと、あの車椅子マークはそういう手続きなしに買ってもいいんだそうです!!
市役所の人にそういう説明を受けてびっくり!!
「ええっ、じゃあ、どこも悪くないひとが買って、入り口近くの車椅子用スペースに駐車することもできるじゃないですか!」
というと、
「まあ、そういう人もいるかもしれませんが、基本的に善意のもとに使うことになってますので」とのこと。
うーん、それっていいことなのか、悪いことなのか、よくわからないけど、とにかく、うちのような状況だったら、車椅子マークを付けても大丈夫だとわかりました。
というわけで、ステッカーを購入。こんな感じ。
このステッカーを付けていると、病院のエントランス近くの車椅子優先スペースに停めても咎められません。
これのおかげで、義母の通院がちょっとラクになりました。
車椅子ステッカーが貼ってあると、まず、病院の職員の方が気づいてくれて、車椅子を持ってきてくれたり、義母の介助をしてくれたりします。それだけでも、うちは涙が出るくらいありがたい!
今まで、駐車場から診察室までの時間がものすごくかかっていたのに、それが短縮されて、本当にありがたい!!
このステッカー、いちいち取り外しはせず、つけっぱなしです。
でも、義母がいない時に、例えばスーパーとかで、入り口近くの車椅子マークのスペースに停めるなんてことはしませんよ。
義母がいるときだけ(それはほぼ100%病院ですが)、ありがたく車椅子マークの駐車スペースを使わせてもらっています。
それから、この車椅子マーク、正式名称は国際シンボルマークというそうです。
詳細はこちら→知っていますか? 車椅子マークの正しい意味と正式名称
それから、駐車場はその土地の所有者の管轄であり、道路ではないので、道交法とは無関係。このステッカーを付けているからといって、道路にどこでも停めていいわけではありません。
そういう効力を持った許可証は、これはちゃんと申請して手続きを踏んでもらうそうです。
そういう許可証と、この車椅子ステッカーは別モノなんですね。