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ブログ”日本死ね”の匿名性とネットスラング

一躍有名になった”幼稚園落ちた 日本死ね”のブログによって、ブログの匿名性のことがあれこれ言われています。

ブログは「匿名で書いている」と言われるけど、本名で書いている人だっています。
私の場合、ペンネームですが、ペンネームがそもそも旧姓のころの本名なのでね、まあ、これは本名ブログと言っていいと思います。ペンネームで私自身の立場や仕事の様子など公表しているし。

ハンドルネームとか、ネット上のニックネームで書く人も多いけれど、これだって書いている内容から場所や個人が特定できることも多く、完全な匿名とは言いきれない場合がかなりあります。

ブログは「便所の落書きと同じ」と言った議員もいるけど、なんだかなあ、、、。
ネットを使っている人なら、ブログは個人の特定をしようと思えばできるもの、だと知っているのではないでしょうか?(プロバイダーまで巻き込んできちんと調べれば特定できるし)
その点だけでも、便所の落書きとは全然違うのに。

「日本死ね」という言葉も、確かにきつい文言だし、汚い言葉だといえば汚いけれど、これだけ強い言葉だから共感する人も多かったと思います。

「○○死ね」という言葉は、平沢勝栄議員のように70代の人には信じられないほどきつく、汚く聞こえるのでしょう。平沢議員はあるテレビ番組に呼ばれて、「これ、ホントに女の人が書いたの?」と聞いていました。女性がそんなことを言うとは、彼らの世代では信じられないのでしょうね。

30年前、40年前の「死ね」と、今の「死ね」は意味合いがちょっと違ってきています。昔は、本当に相手の死を願っているときしか言わなかったと思うけど、今は死を願うときだけでなく、相手の非を強く責めるときなどにも使います。
ネット上にも多く飛び交う「○○死ね」を見ていると、「日本死ね」は日本という国の滅亡、死を願っているのではなく、「日本のダメさを強く非難している」という風に読めます。

でもなあ、ネット上に飛び交うスラングや、若いコたちとの会話がほとんどない人(平沢勝栄氏など)には、きつく汚く聞こえるよねー。

国会でのいろんな対応を見ていると、ネットに慣れていない大人たちの対応の見本市のようでした。若い議員と年輩の議員、もう、こういうところですれ違っているんだなあ。このすれ違いをきちんと埋めてやらないと、国会での質疑応答は時間がかかるばっかりで無駄が多いと思います。
だれかレクチャーしてあげればいいのにね。



by akaboshi_tamiko | 2016-03-27 20:20 | 時事 | Trackback | Comments(0)