伊藤若冲展行列長し
すごい人気だ。
生誕300年記念 若冲展The 300th Anniversary of his Birth: Jakuchu
数年前は「いとうじゃくちゅう」と打っても正しい漢字が出てこなかったけれど、今はちゃんと「伊藤若冲」と変換できる。「じゃくちゅう」だけ打っても「若冲」と変換できるので、文字を打つだけでも楽になった。
以前はサンズイじゃなくてニスイの漢字はなかなか出てこなかった。
若冲の「冲」、山岸凉子先生の「凉」も、IMEパッドでニスイの漢字を検索して出したものだった。
あっ、ニスイの漢字の話になってしまった。若冲の話だったのに。
伊藤若冲は色味が独特で、江戸時代の絵師とは思えぬポップな色使いだと思う。ちょっと検索したらこんな色味。補色、多いなあ。
2009年、東京国立博物館で「皇室の名宝―日本美の華」という素晴らしい展覧会があった。
皇室が所蔵している美術品、名宝を惜しみなく見せてくれる展覧会で、これもそこそこ混んでいたけれど、何時間も並ぶというほどではなかった。
このとき、若冲も出品されていたので、今思うとすごくラッキー。あんまり混んでいない状態でじっくり見られたし!!
ほかの絵画や工芸品も素晴らしかったし、さすが皇室の名品展!!
こんなに素晴らしい美術品を、散逸させることなく、きちんと保管してくれて、ありがとう!! と、皇居と正倉院のあたりを(方向音痴なのできっと方向間違ってたとは思うが)向いて、心の中で手を合わせたのだった。(いいの、気持ちだから。方向が間違っていても)
皇室の名宝展は、並ばず見られて、しかもどの作品も間近で見ることができて本当によかった。あの時も若冲ブームと言われていたけれど、今年はそれ以上のブームだったのね。混んでると近くで見られないのと、並ぶと今病み上がりの私としてはつらいので、今回はいけそうにないかも。
皇室の名宝展見たからいいや、と、負け惜しみ言いつつ、次回は若冲の色味考を書いてみようかな、と思ってます。よかったら、お楽しみに!
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私も若冲と聞くと、2009年の皇室の名宝展で旭日鳳凰図を見ながら、友人と「こういう人いるよね」なんて暢気な感想を述べながらのんびりと見たことを思い出します。
入場まで210分待って、入場後も混雑していると思ったら、なんだか見に行く気力がなくなります。皇室の名宝展を見ておいてよかったです。
若冲の色味考、楽しみにしています。