浄化槽フォーラムin霞ヶ浦
タイトルは
遊べる河川、泳げる霞ヶ浦を目指して
~浄化槽による公衆衛生と生態系保全~
です。
基調講演をしてくださった茨城県生活環境部環境対策課の小川邦彦さんの資料によると、1960年代の写真には、霞ヶ浦で多くの人たちが泳いでいます。まるで今の湘南みたいな賑わいです。
ところが、流域から生活排水や農業排水、工場排水が入り込み、次第に水質が悪化してきました。
しかし、その後、関係者たちの努力や、下水道や浄化槽が普及したことにより、水質は最悪の時代を過ぎ、徐々に良くなってきています。
泳げる霞ヶ浦になるのももう少しだと思います!
さて、この霞ヶ浦の水質改善に大きく寄与したものの一つ、合併処理浄化槽、まだまだ知らない人が多いのです。特に、都会の人たち下水道が普及しているので、個別処理する「浄化槽」のことはは知らない人が多いですね。
でも、合併処理浄化槽は、家庭排水をきれいにしてくれるとても優れた装置。
日本で発明されたもので、今は海外へも普及しつつあります。
うちにはこの浄化槽がついています。だからうちの排水はきれいなんです!
なんて、偉そうなことを言っていますが、93年に千葉へ引っ越した時、私は浄化槽について何も知りませんでした。下水道がまだ来てないので、浄化槽をつけなければ家を建ててはいけないという条例があったので、しぶしぶ浄化槽を付けたのでした。
下水道来てないの~? 田舎じゃーん。という思いが、最初はありました。
ところが、実際に浄化槽を使ってみると、こんなにいいものはない!! と思うようになったのです。
上のイラストの通り、「うちの排水は綺麗です!!」と、世界中に自慢したい気分。
そんな合併処理浄化槽ですが、まだまだ知られていないのでがっかりです。
田舎にだけ必要なもの、かというとそうではありません。
都会の大型商業施設の地下には大型の浄化槽があり、そこで浄化された水が下水道へ放流されていたり、実は都会でもニーズがあるのです。
田舎の一軒家だけで使うものではなく、マンションで使っているところもあります。
個人的に放流水をためるタンクを設置し、浄化槽で浄化した水を庭木に散水する人もいます。
ちょっと長くなったので、続きはまたあした。
よろしく~。