霞ヶ浦で浄化槽フォーラム 怒涛の新展開!
いつもの浄化槽フォーラムだと、浄化槽の専門家の先生がいらして講演をします。
私もユーザーの立場から基調講演をやったりパネルディスカッションのパネラーになったりしました。
しかし、今回はウイルスの専門家、間(あいだ)陽子先生と、生態系の専門家の熊谷直喜先生の講演がありました。(その前に、茨城県生活環境部環境対策課の小川さんが浄化槽の専門的な話をしています)
間先生のテーマは「浄化槽とウイルス」
ウイルスの種類や人間に感染するルートや、宿主が変わるときにどういう変化をして人間に悪さをするようになるかなど、とても興味深いはなしでした。
ウイルスは塩素でも死滅しないものもいるし、とても小さな生物なので、ろ過しても抜けてきます。間先生は、、これから先の話、将来の夢ではありますが、という前置き付きで、汚泥の中にウイルスを吸着するようなたんぱく質を考案して、それでウイルス凝集処理するような、そんなことができるようになるかも…という夢を語ってくれました。
それって素晴らしい!!
これは実現不可能な夢ではなく、研究が進めば実現するかもしれません。間先生、研究頑張ってください!!
熊谷先生のテーマは「浄化槽と生態系保全」
こちらもまた楽しく面白い話でした。海の干潟がなくなることによる浄化能力の低下、汚れの分解と希釈の違い、環境系の図版の見方など、私は内心ニコニコ(私の思いと同じことを言ってくださったのでうれしくて)しながら見てました。
普段の浄化槽フォーラムでは、浄化槽の専門的な使い方、法律的な解釈、どうやって広めるか、どうやって法定検査を受けてもらうか、など、浄化槽の周辺をめぐる話が多かったけど(もちろんそれは一番大事な話)、今回はちょっと離れた視点での講演だったので、新鮮でした。
会場もにぎわって、質問や意見もたくさん出ていました。
去年は広島、一昨年は富士市でも開催された浄化槽フォーラム。
富士市での様子はこちらを見てください。→「衛生面でも優れている浄化槽」
2014年、広島の様子、、、というか、その前後の様子はこちら→酒造ツアーと こちら→マンガとサケで見てください。
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