ストックホルム青少年水大賞2016
これは世界の水問題に焦点をあて、その解決のために世界中の研究者たちが集まって研究成果を発表する一週間です。
素晴らしい成果にはスウェーデン国王からストックホルム水大賞が授与されます。そう、ストックホルム水大賞は、ノーベル賞と同等の権威ある賞なのです。
そして、この中でも特に若い研究者たちのための賞が「ストックホルム青少年水大賞」です。世界29か国の高校生たちがストックホルムへ集結し、研究発表をしました。
今年のグランプリはタイでした。今年はカール・フィリップ王子から授与されました。(去年はヴィクトリア王女から、でしたが…)
この記事を読むと、タイの女子高生3人の研究は、アナナス植物(葉の間に水を蓄えるものが多い植物らしいです)の保水性を真似た革新的な水の保持装置。すごい研究だと思います!
今年のテーマはWater for Sustainable Growth、「持続可能な成長のための水」です。
農業に使う水は世界中どこでも大切なものだし、豊富にある地域もあれば足りない地域もあります。農業用の水を保持する装置を作り、しかも彼女たちは「このアイディアを私たちの地域の貧困をなくすために使いたい」と答えています。
「持続可能な成長」のことを、しっかり考えているのだなあ、と思いました。
身近に貧困の問題があり、水不足の問題があるのでしょう。彼女たちの言葉からは、そんな状況を打破したいという意欲が感じられました。
日本代表、山口高校は残念ながら受賞には至りませんでしたが、堂々と十分に健闘した、との報告を受けました。
(山口高校の健闘ぶりは、また追ってお知らせしますね。取材に行っていないので、事務局に聞かねば)
ちなみに去年のストックホルム青少年水大賞の様子はこちら。
その1 その2 その3 その4 その5 その6 番外編
よかったらご覧ください。
去年、実際に見てきた「ストックホルム水大賞」と「ストックホルム青少年水大賞」は、話に聞いていただけでは伝わらない、素晴らしいものでした。もっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。
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すみません、、、事前に告知する時間と機転がきかなくて、前日までこつこつ仕事してたんです。だから、いきなりブログにアップしたのが万人に知らせた最初です。誰にも知らせてなかったんです(というか、そういうところに気が回らなかった・・・)
もっと早めに告知しないとだめですね。気を付けます。