家事の説明は難しい
私のように、石鹸は汚れ落ちがいいから使っている、という人はちょっと珍しい。
石鹸メーカーの方ですら、会社で石鹸を作ってはいるけれど、自宅では合成洗剤を使っている、という人もいる。
もちろん、石鹸メーカーの方で全部石鹸、という方もいらっしゃるのだけど、そのメーカーの従業員100%が石鹸ユーザーとは限らない。洗濯と食器洗いは石鹸だけどシャンプーだけは合成洗剤、という話もよく聞く。
私の場合は、市販の合成洗剤のシャンプーを使っていたらAKSという症状が出てきた(AKSは私の造語で、頭・かゆい・症候群、の頭文字です)。
このAKSには長く悩んでいたのだが、あるとき石鹸に変えたらその症状がぴたりと治った。それ以来、体に使うものはすべて石鹸。その後、食器洗い、換気扇洗いに洗濯用粉せっけんを使うようになった。
よ~~~く溶かすこと、泡がもこもこの状態で洗うこと(洗濯も、食器洗いも、洗髪も、洗顔も)で、汚れ落ち抜群!!
おかげで部屋干しのにおいなどこの20年以上、全然嗅いだことがない。(部屋干しのにおい、雑巾臭は、落ちきれなかった皮脂汚れにバクテリアが繁殖して臭うので、汚れがキチンと落ちていれば臭いません)
よく溶かすと、合成洗剤ですら洗浄力が上がります。あるコラムを連載していたころ、合成洗剤もよ~~くとかしてくださいね、とお勧めしたところ、「主人の作業服の汚れが落ちました!臭わなくなりました!」とか、「グレーだったバスタオルが本来のピンク色が戻ってきました!」といったお礼のメールをたくさんいただいた。
ついでに、よく溶かすと、合成洗剤でも衣類への残留も減るので、ふんわり洗いあがる。「よく溶かして洗濯したら柔軟剤を使わなくてもふんわりしました!」というお礼もいただいた。
洗濯機に衣類をためて、いっぱいになったら洗剤を振りかけてスイッチをピッと入れるだけの洗濯だと、どうしても汚れ落ちが悪くなるし、洗剤の溶け残りが出る。部屋干しのにおいもガンガンする。柔軟剤を使わないとバリバリ固くなる。
衣類の入っていない洗濯機にまず水をため、洗剤(液体でも粉末でも)を入れて、10~15分攪拌して洗剤をよく溶かす。そこへ衣類を入れて、そこから、洗濯を開始する。文章で読むとものすごく手間がかかるように思う人がいる。
でも、毎日洗濯をしている人なら、これが意外に手間じゃない、ということがよくわかるし、この手間で靴下や襟袖に何か塗り付けるプレケアをしなくて済むし、なにより洗い上がりがすっきりふんわりする。
だけど、毎日自分で洗濯をしない人は、このメリットが実感できず、事前に溶かすことを否定する人が多い。「すごい手間かけて洗濯させることをどうお考えですか? そんなことより機械を進化させたり、すぐ溶ける洗剤を開発したほうがいいじゃないんですか?」と言われることも多々あった。(この辺の事情は、「その質問、なんでするの?」をお読みください)
確かに、そういう研究をずっとメーカーはしているようだけど。洗濯機メーカーも洗剤メーカーも、どちらも研究をずっとしているはずだけど。
それでも部屋干し臭は減らないし、ますます強くなり、曇った日に干すと臭くなるのは当たり前、という考えの人すら出てきた。
いや、それ、当り前じゃないですから!!
昔の二槽式洗濯機(うちはわざわざドラム式から買い替えて今も使ってますけど)や、80年代に使われていた全自動洗濯機では、部屋干しのにおいなどのトラブルはなかったのに、90年代、2000年代に作られた洗濯機では臭うことがデフォルトになっている。臭いが出るから香の強い洗剤、柔軟剤でごまかすような、そんな時代。
ああ、、、なんだかどんどん指が動くわ~。頭の中の言葉が指からキーボードへ移って、話す速度でどんどん出てくる。ちょっとここで休憩。
続きはまた明日。いつも書いていることなんだけど、常に言い続けないと、石鹸忘れられちゃうし。
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あっ! ほんとだ!! AKBって書いてましたね。しかも何度も!!
AKSに直しました。ありがとうございます!
自分の造語なのに間違うなんて、なさけな~~
(*´Д`)

それで過炭酸選択の出番です。職場なのでワイドハイターなんですが、洗濯物を入れて粉を入れてスイッチポン。コツも何もいりません。おかげで一晩に介護しながら何度も洗濯機回せます。ちょっと水温を人肌にするだけであとは洗い時間もすすぎもお任せです。においもないスッキリした洗濯物が出来ますよ。
合成洗剤と柔軟剤で洗った洗濯物(私以外の職員はこの方法)だと溶け残りがあるのでしょうか、たたんでいるうちにてからドンドン脂が奪われてカサカサします。これがご老人の肌で起きる事考えるとかわいそうになります。でも上手に洗った石鹸洗濯の衣類やアルカリ選択の衣類はそんなことないです。快適な生活の為にももっと普及してもらいたいですね。
ほんとに過炭酸塩だと、いわゆるサッポイピッで大丈夫ですね!
セスキでも大丈夫ですが、過炭酸塩のほうが洗浄力がありますしね!
セスキが少しずつ広まってきているので、次は過炭酸塩だ!と、私もいろいろ企画中です。ご期待ください。

1つ聞きたい事があるのですが、最近私の家も二層式に変えました。
全自動の時は最大の12分間石けんを泡立たせていたのですが、二層式だともっと短くてもいいんですかね??
赤星さんは二層式の時は何分くらい泡立てていますか?
教えていただけると嬉しいです。
二層式に変えてから洗濯時間がとても短くなりました!
とても嬉しいです!!
そして洗いやすすぎを見ていると、こんなにも汚れていたのかとビックリします(^-^;
赤星さんのおかげで二層式の良さを知りました。
ありがとうございます。
この一か月、葬儀などで忙しく、お返事が遅れて申し訳ありません。
うちでは5~6分とか、10分とか、いろいろです。長ければ長いほどよく溶けます。
攪拌は何分、という決まりはありませんが、二槽式なら最低でも5~6分、機種によっては二槽式でも10分、15分必要なものもあるかと思います。
洗濯機の攪拌力にもよるので、やってみて洗い上がりのいい時間で、ご自分でいろいろ試してみてくださいね。よろしくお願いいたします。