そら吉快方にむかう
食欲も出てきて、よく食べてくれます。薬が効いているのでしょう。
というわけで、そら吉の薬の飲ませ方。ムーちゃんの薬の飲ませ方は、体力がなくて力が弱かった猫にはよかったけれど、そら吉は力が強いので、頭の後ろからつかんだだけでは首を激しく振って逃げてしまう。一人では無理だったので、夫と二人でやることにした。
夫にそら吉をがっちり抱え込んでもらう。特に、前足をばたばたさせるので、二本の前足を手でがっつり掴む。後ろ足も二本まとめて手でつかむ。
私がそら吉の頭を後ろからつかみ、薬をポトリと口の中へ落とす。

頭の後ろから近づければ、気が付かないうちに口に入れられる……はずなのだけど、やっぱり気づいていやがって首を振るので、素早くやるしかない。
のどの奥にポトリと落とすのが一番だけど、口の中に入ってしまえば、まあまあ、何とかなりそう。先代のコマちゃんは頭が良くて、口に入れた薬を舌を器用に動かしてペッと吐き出してしまった。そら吉は口に入れた後、しばらく口を軽く押さえて頭をなぜて落ち着かせると、とりあえず飲み込んでいるみたいだ。少なくとも吐き出された錠剤は見当たらないので。
それから、目がしょぼしょぼして鼻が詰まってにおいが嗅げないという症状には目薬が出ている。これもしっかり抱きかかえて、顔の後ろから目薬をポトリとさす。

この目薬は冷蔵庫保存。冷たいままさすとすごく嫌がるので、湯煎にかけて人肌に温めてから注したら全然嫌がらなかった。
私自身が、パンツのポケットに入れていた目薬(私の体温になっていた)を目に注したところ、いま液体が目に入ったのもわからないくらい刺激がなくて、びっくりしたことがあったので、そら吉も体温と同じなら刺激を感じないのだろう。
ただ、人肌に温めると雑菌が繁殖しやすくなるので、清潔な手で扱うこと、容器の口の部分、キャップは絶対汚さないことを気を付けて、目薬を注したらすぐに冷蔵庫へ入れている。ずっと冷蔵庫保存よりは傷みやすいかもしれないけど、傷む前に使い切るだろうと思う。
もし、目薬を嫌がるペットがいたら、人肌作戦も考えてみるといいかも。
雑菌が繁殖しないよう、くれぐれも清潔にして。
という治療の成果も上がっていて、そら吉もどんどん元気になってきている。体重もすごく減っていて背骨が手に当たっていたのだけど、少し重くなって、背中もちょっと丸くなってきた。あー、よかった!
あと少し頑張って、元の体重に戻してやらねば。私の体重を分けてあげたいのにねえ。
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グランマ! もっと身体美人
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