お花がいっぱいの・・・
いろいろとお悔やみや励ましの言葉をいただき、ありがとうございました。
4日の夕方に病院から帰ってきたとき、むかいの石田さんが自分で育てている大輪の菊を持ってきてくれました。
石田さんは菊づくりの名人で、市や県のコンテストで何度も賞を取っているのです。
6日の納棺のとき、お棺に入れる花が寂しくないようにと、姉と姪たちからも花が届き、葬儀社に手配してもらったお花も届きました。
石田さんからもお棺に入れるようにと、また見事な菊が届き、感激。
顔の周りには義母の好きだったバラや小ぶりの花を置き、体の上には大輪の菊を置くと、まるで夜空に大きく開いた花火のようで…。
それはそれは見事な、今まで見たことがないくらい華やかな送りの花になりました。
「こんなに立派なお花を入れたお棺は、見たことがないよ、この近辺で一番立派なお花だよ」と私が義母に話しかけていたら、葬儀社の方も、「こんなに見事な花を、自分で作った花を入れたのは、私も初めてですね」とおっしゃるくらいでした。
結婚してすぐ、義母が私のためにあつらえてくれた喪服がありました。今回、それに初めて袖を通しました。
葬儀の前の日に、小物はどうしよう、間に合わなかったら近所の着物量販店で買うしかないかも、と思って、畳紙を開いたら、五つ紋の喪服、帯、帯揚げ、帯締めまで全部そろっていました。義母の気持ちがありがたくて、涙がこぼれました。
着付けは下手だけど、自分で着たからね。ありがとう、おかあさん。
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