絶対添削される俳句
夏井先生の批評や添削をいつも面白く聞いている。
それを聞いたからと言って俳句がうまくなるわけではなく、ただルールが何となくわかってきたかな? という程度。
今日のお題はひな祭りの写真を見て一句、だった。
うまい俳句は作れないけど、絶対ダメダメな俳句は作れそうだ。
桜舞う雛祭りにはちらし寿司
どうだ! 桜という春の季語、ひな祭りという春の季語、寿司という夏の季語が入ったトリプル減点の俳句だっ!
しかも、桜が舞うという、擬人化! 才能なしの人が必ずやる、木の葉や花弁が「舞う」という擬人化を頭に持ってくる凡庸さ!
ひな人形 お内裏様に見つめられ
どうだ! お内裏様って、一対のひな人形だそうで、ひな人形がお内裏様に見つめられてどうすんだよ、って感じ。何も言ってないのと同じ、スカスカの句だっ!
ぼんぼりの光り明るき祭りの夜
ぼんぼりの光ときたら明るいのは当たり前でしょうがっ。明るくない光があったら持って来い、ってもんですよ。(と夏井先生なら言いそう。)
ぼんぼりの光が明るく見えるのなら夜ってこともわかるでしょうが。
とかなんとか、夏井先生に叱られそうな句ならどんどん出てくる。
(そんなことして何になる…と思いつつ、手垢にまみれた擬人化とか重複した意味とか、季語を何度も使いまわすとか、そういう禁じ手ばかり使ってみるのがちょっと面白くて)
みなさま、こんな逆バージョン、覚えなくていいですからね。ちゃんとした句を作ってみたいのに、作れない私のささやかな楽しみですから…。
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